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【難読苗字】六十里さんにインタビュー。“日本に約30人のみ”…珍しい苗字を背負った人生とは?「いちいち訂正しない」

【難読苗字】六十里さんにインタビュー。“日本に約30人のみ”…珍しい苗字を背負った人生とは?「いちいち訂正しない」

◆ふりがなは「自主的に書く」

当然、生活するうえでの面倒や困りごとがあるだろう。とくに印象深いエピソードを披露してくれた。

「出張先のホテルにチェックインする時のことです。名前を伝えても見当たらないようで、スタッフの方が困った様子で名簿を見ていました。やむなく名簿を見せてもらったら、『六十里恵』とは書かれていたんですが、読み仮名がなんと『むそりえ』になっていました(笑)。『ろくじゅうりえ』と間違われた経験はありますが、『むそりえ』はこの時だけですね」

ときには面倒を回避するための工夫も。

「ふりがな欄がない書類であっても、自主的に書くようにしていますね。そうでないと、必ず『こちらは、なんとお読みすれば……』というやりとりが生まれますから。それから、スマホのメモに読み仮名を書いてすぐに見せられるようにしています。口頭だと『ついひじ』と伝えても、『んくいひじさん?』『ついしじさん?』というやりとりが何度も生まれるんですよね」

◆デメリットばかりではない?

大半の人にとっては、経験することのない面倒が多いようだが、難読の苗字をメリットに感じることはないのだろうか。

「名前を言っても、絶対に読んでもらえないので、そこから会話がはじまりますね。だから、初対面の人と打ち解けるハードルが低い気はしますよ。出身地を聞かれて答えれば、偶然同郷だったりして、思いのほか話が弾むこともあります」

コミュニケーションを深めるのには「自己開示」が重要だというが、自然と自己開示せざるをえない環境で生きてきた六十里さん。

明るい性格も相まって、彼女の周りにはいつも明るい雰囲気が漂っている。どうやら面倒なことばかりではないようだ。

<取材・文/Mr.tsubaking>

【Mr.tsubaking】
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
配信元: 日刊SPA!

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