
米粉を使ったお菓子のレシピをご紹介します。「米粉は扱うのが難しい」という声もありますが、コツを押さえればおいしいスイーツが簡単に作れます!
ヘルシー&おいしい!米粉の魅力
お菓子やパン、麺類、料理など、幅広い用途に使える米粉は需要が拡大しています。ここでは米粉を使うメリットを見てみましょう。
グルテンフリー
グルテンは小麦に含まれるたんぱく質で、食品に弾力や膨らみ、ふわふわ感などを与える作用があります。一方、グルテンが原因となる疾患がある人にはグルテンフリーの食品が選ばれており、米から作られた米粉はそのひとつです。
農林水産省によると、グルテンが原因となる疾患は多様であり診断は容易ではないものの、専門の医師や研究者の間では、グルテンに関する疾患は以下の3つに大別されています。
1つ目はセリアック病などの「自己免疫性の疾患」、2つ目は食物アレルギーなどの「アレルギー性の疾患」、そして3つ目は「自己免疫性でもアレルギー性でもない疾患」です。
自己免疫性でもアレルギー性でもない疾患は「非セリアックグルテン過敏症」や「グルテン過敏症」と呼ばれます。この疾患では、グルテンを含む食品を食べると苦痛を感じ、グルテンフリーの食生活を続けると改善します。
調理が簡単
米粉は小麦粉と違ってダマになりにくいため、調理の際に粉をふるう必要がありません。調理が簡単なのも米粉の魅力です。
油の吸収率が低い
農林水産省によると、油の吸収率は小麦粉が38%、米粉が21%です。天ぷらや唐揚げの衣に米粉を使うとカロリーを抑えられるほか、軽い食感に仕上がり、冷めてもサクサク感が持続します。
風味や味がよい
米粉は上品な風味でクセがなく、さまざまな食材や調味料と組み合わせられます。また、調理するとお米由来のほんのりした甘みを感じられます。蒸しパンやパンケーキにすると日本人好みのもっちりした食感を楽しめます。
米粉をうまく使う2つのコツ
お菓子づくりで米粉を上手に使うには、以下の2つのポイントを押さえておきましょう。

米粉を使い分ける
米粉は製品によってでんぷんの種類や割合、粒子の大きさなどが異なります。そのため、製品ごとに吸水量が異なり、食品の膨らみややわらかさにも影響を及ぼします。
一般的に、米粉の粒子が大きいと膨らみにくく、ずっしりした食品に、粒子が細かいと膨らみやすく、やわらかい食品に向いています。米粉は目的に合わせて製品を使い分けるのがおすすめです。
食材の組み合わせを工夫する
米粉を使ったお菓子でよく見られる失敗は「膨らまない」「かたい」「パサつく」などです。原因として、米粉はグルテンを含まないことや、米粉を水に溶かして時間が経つと粒子が沈殿しやすいことなどが挙げられます。お菓子づくりで米粉をうまく使うには、以下の材料を組み合わせるのがおすすめです。
卵
生地を膨らませたり、しっとり感を加えたりします。新鮮な卵を使うと膨らみや味がよくなります。
油脂が多い食材
バター・米油・ココナッツオイル・生クリーム・クリームチーズ・きなこ・アーモンドプードルなど。油脂が多い食材を加えることでパサつきを抑えてしっとり感を生み出します。
バターは風味やコクを出したいときにおすすめ。米油はさらっとした口当たりでクセがないため、素材の味を生かしたいときに適しています。
ほかのでんぷん食材
コーンスターチ・片栗粉など。粒子の沈殿を防いだり、食感をよくしたりします。コーンスターチはとうもろこしのでんぷん、片栗粉はじゃがいものでんぷんです。どちらもクッキーのような焼き菓子に加えるとサクサク・ホロホロの食感になります。
粘り気のある食材
メープルシロップ、はちみつ、バナナ、かぼちゃ、さつまいもなど。これらを加えることでパサつきを抑えてしっとり感を生み出します。
ベーキングパウダー
お菓子やパンを膨らませる膨張剤です。水分や熱に反応して炭酸ガスを発生させ、生地をふっくらさせる作用があります。生地に混ぜると焼成前でも炭酸ガスが発生するため、混ぜた後はなるべく早く焼成しましょう。

