20代でマンション購入は現実的?返済額から逆算する現実ライン

40年・50年の超長期ローンはおすすめしない

ストップのジェスチャーをする男性 【画像出典元】「stock.adobe.com/Peak River」

「やっぱりマンションは新築がいい。毎月の返済額は増やせないけれど、返済期間を延ばせば手が届くのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
 
では、返済比率(20%)や金利(固定金利2%)、毎月の返済額(10.4万円)は変えずに、返済期間だけを延ばした時の借入可能額をみてみましょう。
試算すると、40年ローンの場合は3434万円、50年ローンの場合は3942万円を借りられることになります。
 
ただし、40年、50年の超長期ローンの利用には以下のリスクがあります。

・定年後も住宅ローンの返済が続き、老後の生活費を圧迫する可能性
・ローン返済のために貯金の取り崩しが増え、老後資金が不足する可能性
 
健康面の問題も増えやすく、医療費の支出が増える可能性のある高齢期に、収入が減っても現役時代と同じように住宅ローンの返済を続けながら生活を営んでいけるでしょうか。
こうした点を踏まえると、超長期ローンはあまりおすすめできません。

また、20代後半の共働き世帯は今後の収入増が期待できる一方、将来どのようなライフイベントが起きるのか、不確実性が高いのも特徴です。返済期間を長くし過ぎると家計の自由度が下がりやすいため、慎重な判断が必要と言えるでしょう。

まとめ

最後に、本記事の要点をおさらいしておきましょう。

・現在のマンション価格や金利を鑑みると、20代後半の共働き世帯でも都市部の新築マンション購入は難しい
・平均年収世帯の現実的な借入可能額は3000万円前後。中古マンションが選びやすい
・持ち家か賃貸かは金額だけで決めず、生活スタイルや今後のライフイベントを考慮した判断を
 
20代が長く安心して暮らせる住まいを得るためには、世帯として無理のない返済額を把握した上で、今後起こり得る生活の変化にも対応できる柔軟性が必要です。
持ち家と賃貸それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、後悔のない選択をしていきましょう。

配信元: mymo

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