◆セクシー女優の仕事は自分の可能性を広げてくれた

川越:セクシー女優を軸にして、いろいろな経験を積めるのは良いところだと思います。それまでの自分の経験を生かして、やりたいことをどんどん広げていけますし。
たとえば、来年の「OC JAPAN fair」では、琴を使ったパフォーマンスを考えているんです。
琴はおばあちゃんが私に習わせたかったけれども習えなかったもので。でもセクシー女優になったからこそ、そんな琴を改めて習って、多くの人に披露できる。その姿を見てもらうのが、おばあちゃん孝行になるんじゃないかと思っています。
――それは素敵な考えですね。
川越:あとは正直に言って、私がこの業界で仕事をするなんて1ミリも思っていなかったんです。
小さい頃から「自分はセクシーなんて呼ばれるタイプじゃない」って考えていたので。そんな私が今この業界で、そこそこ活躍させていただけているのが不思議な感覚ですね。
――デビュー自体や、八丈島出身をカミングアウトしたことについては、後悔はないでしょうか。
川越:後悔はないです!この選択を間違えたとは思っていません。デビューしたことでやりたいことも増えましたし、やれるようになりましたし。
八丈島出身を公表してから、島の人で応援してくれる人も増えました。
隠さずに誠意をもって「私はこの仕事が好きで、ちゃんとこの先の道も考えて続けています」と伝えれば人は応援してくれる、と学べたのは、私にとってすごく大きかったです。
後編では、デビュー前は料理人で“料理長候補”だったという意外な経歴と、セクシー女優に転身を決めた理由について語ってもらっています。
<取材・文/蒼樹リュウスケ 写真/杉原洋平>
【蒼樹リュウスケ】
単純に「本が好きだから」との理由で出版社に入社。雑誌制作をメインに仕事を続け、なんとなくフリーライターとして独立。「なんか面白ければ、それで良し」をモットーに、興味を持ったことを取材して記事にしながら人生を楽しむタイプのおじさんライター

