◆起訴される人、されない人──検察が最後に見る“決定打”
最終的に問われるのは、検察が「有罪を立証できる証拠があるかどうか」だ。「証拠が不十分であったり、本人の関与を直接示す事情が乏しかったりする場合には、不起訴という判断がなされます。今回のケースでは薬物そのものこそ発見されていますが、米倉涼子氏のパートナーが海外に逃亡してしまったことで、薬物使用・保管の実態に関する証拠が集めにくいという事情が、起訴へのハードルを高くしているでしょう」
本人の薬物への認識が乏しく、パートナーに騙されてしまったという実態であれば、不起訴という温情的判断になる可能性もあり得る一方、本人の関与度が高いという事実が明らかとなれば、起訴の可能性もある。今回のケースで、検察は「知らなかった」という説明をどこまで認めるのか。起訴か不起訴かの判断は、薬物事件における“責任の線引き”を示す一例となりそうだ。<取材・文/日刊SPA!取材班>

「パチスロで学費を稼ぎ、弁護士になった男」という異色の経歴を持つ。司法修習時代は、精神医療センターにて、ギャンブルを含む依存症問題について研修を受けた経験があり、一般市民の悩みに寄り添った、庶民派の弁護士を志す。アディーレ法律事務所・北千住支店長として対応した法律相談数は、累計数千件に及び、多様な一般民事分野の処理経験を経て、現在は交通事故部門の責任者となる。
【南澤毅吾】
アディーレ法律事務所。「パチスロで学費を稼ぎ、弁護士になった男」という異色の経歴を持つ。司法修習時代は、精神医療センターにて、ギャンブルを含む依存症問題について研修を受けた経験があり、一般市民の悩みに寄り添った、庶民派の弁護士を志す。アディーレ法律事務所・北千住支店長として対応した法律相談数は、累計数千件に及び、多様な一般民事分野の処理経験を経て、現在は交通事故部門の責任者となる。

