【プロが解説】今注目のオージープランツ「レプトスペルマム」入門。ギョリュウバイの仲間と最新品種&育て方

【プロが解説】今注目のオージープランツ「レプトスペルマム」入門。ギョリュウバイの仲間と最新品種&育て方

レプトスペルマム(ギョリュウバイ)

近年、庭を彩るエキゾチックな魅力で注目を集めているのが、オーストラリアやニュージーランド原産の「オージープランツ」です。なかでも「レプトスペルマム(ギョリュウバイ)」は、あの高級ハチミツ「マヌカハニー」の蜜源として知られ、冬から春にかけて咲く可憐な花や美しい葉色が人気を呼んでいます。じつは多湿な日本でも比較的育てやすく、冬の寄せ植えに立体感を出すのにも最適な花木です。本記事では、プロの視点から最新の園芸品種の紹介に加え、“見た目では気づきにくい水切れ”といった失敗しないための管理のコツを詳しく解説します。

ギョリュウバイの基本情報

ギョリュウバイ
Peter Turner Photography/Shutterstock.com

植物名:レプトスペルマム
学名:Leptospermum scoparium
英名:New Zealand Tea Tree、Manuka
和名:ギョリュウバイ(檉柳梅)
別名:マヌカ、ニュージーランドティーツリー
科名:フトモモ科
属名:レプトスペルマム属
原産地:ニュージーランド、オーストラリア南東部、タスマニア
形態:常緑低木

ニュージーランドやオーストラリア南東部などが原産地の常緑低木です。白やピンク、赤の小花が冬から春にかけて長期間開花し、条件のよい場所で大きく育つと半年近く連続して開花します。一般には、冬頃に咲く花木のエリカなどと同様に、コンパクトな鉢植えとしてよく流通しています。ティーツリーの名がありますが、別属のメラレウカが同名でよく知られるので注意してください。園芸用の矮性品種が多く作出されていますが、国内では品種名の表記はほとんどなく流通しています。

レプトスペルマム・ポリガリフォリウム
オーストラリア東部原産で、アーチ状に伸びる枝に白花が多数開花するレプトスペルマム・ポリガリフォリウム。Rose Marinelli/Shutterstock.com

種間交配により、美しい花がたくさん咲き、育てやすい園芸品種が徐々に流通するようになってきています。またギョリュウバイが含まれるレプトスペルマム属の仲間も数種類ほど流通し、エキゾチックな雰囲気の花木として人気が徐々に高まっています。また、さまざまな種類や園芸品種が出回るにつれて、属名のレプトスペルマムの名で流通することが増えています。

花の蜜を求めて蜂がやってくるギョリュウバイは、蜜源植物でもあります。BlackBoxGuild/Shutterstock.com

ギョリュウバイの特徴・性質

ギョリュウバイ
Yvren22/Shutterstock.com

園芸分類:庭木、花木
樹高:0.1~3m
開花期:11月~翌年5月
耐暑性:やや弱い
耐寒性:やや弱い
花色:白、ピンク、赤

細く小さい葉は革質で硬く、葉色は濃い緑から銅がかります。地植えすると、樹高3mほどまで大きくなります。オーストラリアやニュージーランドの原産地では、10mを超えるほど高木に成長しているものもあります。

開花時期は晩秋から春頃ですが、寒さが厳しいと花は咲かなくなります。花色は赤やピンク、白があり、八重咲きの品種が多いです。原産地では一重の白花が一般的です。

半耐寒性の常緑樹で、寒冷地では鉢植えとして室内で越冬させます。弱い霜なら若干耐えるので、関東地方以西の海沿いの地域などでは、庭木として育てることができます。

レプトスペルマムの仲間は雨が比較的多いオーストラリア東部原産種が多く、多湿に弱いオージープランツのなかでも育てやすいです。またギョリュウバイと同程度の耐寒性があります。

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