真面目に働いてきたのに…コツコツ請求書処理をしてきた事務員、涙の失職。AI革命による新たな格差社会”と“残酷な現実”

真面目に働いてきたのに…コツコツ請求書処理をしてきた事務員、涙の失職。AI革命による新たな格差社会”と“残酷な現実”

社会は幾度も革命を乗り越えて進化してきました。そしていま、「AI革命」の波が世界に押し寄せています。現代を生きる私たちが社会で生き抜くためにできることとは? 本記事では荻原朝飛氏の著書『ドバイの大富豪の新しい習慣 世界一やさしいAIでお金を増やす方法』(総合法令出版)より一部を抜粋・再編集し、詳しく解説します。

AIが格差を広げる…「頑張っているのに貧しい人」が生まれるワケ

未来学者アルビン・トフラーが提唱した「波」の理論というものがあります。農業革命を第一の波、産業革命を第二の波、情報革命を第三の波とし、社会の変化を「巨大なうねり」にたとえました。

そして今、私たちが直面しているのは「第四の波」、AI革命です。このAI革命をどう受け止めるかで、人も企業も国も、豊かさを手に入れるのか、それとも貧困に沈むのか、運命が分かれていきます。

実際に、アメリカや中国の企業はAIを徹底的に導入し、データを武器に圧倒的な競争力を築いています。効率化し、コストを下げ、利益を何倍にも膨らませる一方で、AI活用を避けた企業は次々と市場から姿を消しています。これは企業だけの話ではありません。

個人でも同じことが起きています。AIを味方につけている人は、短時間で高い成果を出し、浮いた時間をさらに収入源づくりに投資しています。「自分には関係ない」と避けた人は、単純作業に追われ続け低単価の仕事しか残らず、気づけば「頑張っているのに貧しい人」へと追いやられていくのです。

「行動の差」が未来を決める時代に突入

この格差は「努力の差」ではなく「情報の差」「ツールの差」から生まれるものです。努力していないから貧しくなるのではありません。AIという波に乗らなかった、その一点だけで人生が分かれてしまうのです。

ある中小企業の事務員Aさんは、毎日8時間かけて請求書を処理していましたが、経営者がAI会計ソフトを導入し、その仕事は数十分で完了しました。Aさんは「真面目に働いてきたのに」と嘆きながら職を失いました。

ライターとして活動していたBさんは、調べものや取材などに手を抜かず記事をまとめて、徹夜しながら納期に間に合わせていましたが、AIを活用したライバルが同じ質の記事を3倍のスピードで仕上げることで、仕事を一気に奪われました。Bさんは、淘汰されてしまったのです。

これがAI時代の残酷な現実です。AIは一部の天才や大企業だけの武器ではありません。誰でも使えるにもかかわらず、使うかどうかの選択だけで格差が生まれます。「知らない」「触れない」「怖いから避ける」この3つの理由で、あなたの未来は静かに閉ざされていくのです。

トフラーが予測したIT革命の先、「第四の波」はすでに押し寄せています。その波に乗る人は、一気に未来を切り拓いていくでしょう。けれども、背を向けた人は足元をすくわれ、取り残され、やがては格差の底に沈んでしまうのです。

努力や才能ではなく、「行動の差」がすべてを決める時代に突入しています。数字を読み解き、未来を予測し、あなたに代わって最適な判断材料を提示してくれるAIと組まないことには、お金が増える未来を選ぶことはできないのです。

荻原朝飛

AIコンサルタント/AIプロデューサー

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