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【50代は要注意】更年期世代の口腔ケア【歯科医監修】

【50代は要注意】更年期世代の口腔ケア【歯科医監修】

歯の磨き残しなどが原因で悪化する口内環境。
さらに50代からは女性ホルモンの減少や加齢が原因で、歯周病が進行しやすくなることも。
口内環境を守るためにできることを考えます。

教えていただいたのは・・・
歯科医・歯学博士
照山裕子先生
東京科学大学非常勤講師。病気の早期発見につながるオーラルケアの重要性を啓発している。著書に『“食べる力”を落とさない!新しい「歯」のトリセツ』(日経BP)など。

エストロゲンの減少も歯周病が増える一因に

年齢とともに歯ぐきの腫れや口臭など、トラブルが増えてきます。
特に気になるのが歯周病。

「歯周病を起こす菌は若い人の口の中にもいます。年齢を重ねると歯周病になりやすいのは、体の抵抗力が弱くなったり、口の中が乾いて、歯周病菌が繁殖しやすくなることが原因です。またエストロゲンの減少の影響で骨の代謝が悪くなり、歯ぐきの中で歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)がもろくなることも症状を後押しします」と照山先生。

近年は、歯周病が糖尿病やアルツハイマー病のリスクになることもわかっています。
また、口内に雑菌が多いとインフルエンザや新型コロナなどの感染症にかかりやすくなります。

口内の健康を守れるのはセルフケアだけ

「大人世代は口内環境の悪化が全身の健康リスクにつながり始める世代です。でも、適切なケアで50代の壁を乗り切ることができれば、その先も長くよい口内環境を保てると思います」と照山先生。

歯科医院で定期検診を受けることは重要ですが、歯のクリーニングを受けているから安心、というわけではありません。
「歯石をとっても、プラークは食後8時間、2~3日でまた歯石になります。口内環境を守るには、毎日のセルフケアが大切。若い頃のようにパワーで菌を撃退することはできません。歯周病予防の歯磨き粉に替える、フロスを使うなど、今までのケアを見直しましょう」。

また、50代の歯のリスクは歯周病だけではありません。
「長年の食いしばりや歯ぎしりがあると、固いものを噛んだだけで歯が欠けやすくなるのもこの世代です。歯が欠けたり、詰め物がとれた場合も、放置せず治療を受けるのが重要です」(照山先生)。

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