◆料理人7割、セクシー女優3割で仕事

川越:未来が絞られると、チャレンジしたくなるタイプなんです。
……ただ、セクシー女優デビューだけじゃないんですよ、同時期にもともと同じホテルで働いていた人から声を掛けられたんです。「新しいお店を作るから、来てくれないか」って。
――スカウトされたってことですか。でも、セクシー女優と同時にそちらでも働くってことですよね? 問題なかったんでしょうか。
川越:はい。セクシー女優デビューのことを新しい会社に話したら「やると決意したなら、やってみせなさい」って言ってもらえて。だから「やってみせます」と答えました。
デビュー当初は、料理人7割、女優3割くらいで仕事していたんです。でもありがたいことにセクシー女優としての仕事が順調に増えて、今は女優7割、料理人3割くらいでやらせてもらっています。
――良い会社に出会えたんですね。ちなみに今は会社では、どんなお仕事を?
川越:料理開発だったり、衛生環境の確認やみんなが仕事するうえでのオペレーションの流れを確認して改善したりがメインですね。
セクシー女優の仕事が忙しいとしばらくお店に行けないこともあるんですが、久しぶりに行くとみんなすごく歓迎してくれるので、ありがたいです。
――そちらのお仕事は、まったく名前を出さずにやっているんですよね。お店としたら「川越にこが開発した料理です!」みたいに宣伝したくなるんじゃないかな、とも思ったんですが。
川越:「そういう力は借りたくない」と言ってもらっています。セクシー女優としての私ではなくて、料理人としての私を求めてくれている会社なんです。
◆自分の可能性を広げられる職業が「料理人」だった

川越:育ててくれたおじいちゃんが、八丈島でお店をやっていて。小さな頃から「この土地と店はお前に全部あげる」と言われていたんです。それで、もし土地とお店をもらったとき、どうすれば生かせるかな、と考えて。
それで思い付いたのが、料理人だったんです。土地を生かせるし、年を取ってからもできるし。資格があれば、1回料理人の世界を離れても戻ってくれるし、これは「一生涯の仕事だ」と思って。
――料理人の世界を離れることも考えていたんですか。
川越:はい、人前に出たかったので、そういう仕事もできればな、と。料理人として有名になって人前に出るのも含めて、将来的に考えたら自分の可能性を広げられる職業というのが、料理人だったんですね。
――それで、いろいろな資格を取ったんですか。えーと「野菜ソムリエ」「野菜スペシャリスト」「フードコーディネーター」「衛生管理者」、それに当然「調理師免許」。
川越:最近、船舶免許も取ったんですよ。釣りをするのに船に乗るので(笑)。
――それはすごいです。
川越:こう言うと「資格マニア」みたいに思われるんですけど、そうじゃなくて。あくまで自分に必要なものを取っているんです。八丈島でお店をやることになったら、野菜も自分で育てて、魚も自分で釣ってお客さんに出す、って目標があるので。

