「面接に遅刻しそうで、あおり運転してしまって…」面接会場についた男性が「不合格を確信した」ワケ

「面接に遅刻しそうで、あおり運転してしまって…」面接会場についた男性が「不合格を確信した」ワケ

◆目的地に到着するも嫌な予感が……

 なんとか開始5分前に目的地に到着した吉田さんですが、さきほど追い抜いたノロノロ運転の車が自分の横に停車したのを目撃しました。

「目を疑いました。さっき思いっきりあおり運転して追い抜いたノロノロ車がしばらくして入ってきて自分の横に車をとめたんです。反射的に『ヤバっ』と思い、視線をそらしたのを覚えています」

 中から出てきた中年男性は、少し急いだ様子で備校の建物に入っていったそうです。吉田さんも、少し時間をずらし、時間ギリギリに建物に入り、そのまま面接会場となる4階の教室に上がったといいます。

「失礼します。本日面接にまいりました吉田です」と言って椅子に腰掛けた吉田さん。なんと、目の前にいたのは、さっき車から出てきた中年男性だったそうです。

 その男性は、淡々と質問し、吉田さんが提出した履歴書に目は通すものの、特に視線を向けることはなく面接は進みました。

 そして、最後にその面接官は「君、あの運転は乱暴だよ。気をつけたまえ」とひとこと言って、その場を離れたといいます。

◆人生2度目の挫折

 数日後、声をかけてくれた恩師から一本の電話が入りました。声のトーンで察しはついたものの、吉田さんは直接耳にした恩師の言葉にショックを隠しきれなかったといいます。

暗い部屋で落ち込むアジア人男性
「吉田くん、あんな無謀な運転はだめだよ。面接担当が私にドライブレコーダーの映像を送ってくれたんだよ。あの車、大学時代から乗っているヤツだよな。なんであんな運転するかな……」

 どうやら、今回、吉田さんがヤラかしたあおり運転の一部始終は完全に録画されていたようでした。恩師も擁護してくれたらしいのですが、講師という立場を担う人物には相応しくないという判断が下されたようでした。

「3度目はあるのかな、なんて考えるほど、あれ以来落ち込む日々が続いています。今までが順調だっただけに、ショックが大きいんですよね。人として1からやり直しですね」

 その後、吉田さんはボランティア活動に従事しながら、アルバイトで生計を立てているとのこと。自分なりの“修行”に目処がついたら、また1からやり直すと言っていました。

<TEXT/八木正規>

【八木正規】
愛犬と暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
配信元: 日刊SPA!

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