◆全国からサウナーが通う人気施設
![[落ちぶれ企業]で働く地獄](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/210/2026/1/1769411868070_35n5awhn01q.jpg?maxwidth=800)
「2代目の父が体調を崩したのを機に28歳のときに代替わりしました。その時点では毎日しっかりお客さんも来ていて『めちゃくちゃヤバい』という状況ではなかったです。ただ、継いだ当初のお客さんは60代以上が7~8割。『この人たちがいなくなったら、大丈夫かな』っていう危機感は正直ありました」
そこで、将来への予防策を早い段階から打ち始めた。
「駅から近いわけじゃない“町の銭湯”なので、若い層に届けるために、’15年ぐらいからSNSを本格的に始めたんです。今ではXのフォロワーは1万人超え。無料で発信できるのは、本当に武器ですね」
◆大事にしているのは自分目線
梅田氏がまず大事にしているのは、自分目線だ。「もともとサーフィンやスノーボードで日本中、海外も含めていろんな風呂やサウナに入ってきたんです。だから発想のスタートはいつも『自分だったら入りたいかどうか』です。空いた時間にほかの銭湯もよく行ってますよ」
栄湯は銭湯としては異例なほど設備投資に力を入れている。今の目玉は’24年にオープンした薪サウナだ。
「自分自身が薪の香りや音が大好きで『これは入れたい』と。とはいえ、常設の7人用サウナを一から造ると1000万円でも足りない。ウチが導入したのはトレーラー型の薪サウナで、駐車場から“ドッキングするだけ”なんです。工事が要らない分、コストは半分ぐらいで済みました」

