◆伝統芸・花電車とともに舞台から去った踊り子

「ショーの後、お客さんとポラロイドを撮るのですが、代金は劇場の収入になります。だから、ポラが売れる踊り子を劇場は呼びたがる。実際、私も『ヨーコさんなら売れるよ』と言われてポラの撮影を勧められたし、熟女路線にシフトすれば現役は続けられたでしょう。でも、私は花電車で始めたストリッパーという仕事を、花電車の芸人として終わりたかった。業界引退後はパフォーマーとして全国を周り、花電車芸をやりたい女のコが出てきたとき、食べていける環境を各地のライブハウスに整えてあります。弟子を取らなかった私の、せめてもの贖罪なんです」
業界が衰退するなか、エロの灯火を消さぬよう、ベテランのストリッパーたちは今日も逞しく踊り続けている。
取材・文/山本和幸 齊藤武宏 撮影/笠井浩司(KKフォトグラフ) 協力/渋谷道頓堀劇場
―[[ベテラン・ストリップ嬢]の人生劇場]―

