日陰の庭の救世主! 北側の庭をパッと明るく 放置OKな「ヤツデ」の育て方と人気品種

日陰の庭の救世主! 北側の庭をパッと明るく 放置OKな「ヤツデ」の育て方と人気品種

ヤツデ

日当たりが悪く、植物が育ちにくい北側の庭。そんな場所の救世主となるのが、日本原産の常緑低木「ヤツデ」です。耐陰性が強く、一度根付けば水やりなどの手間もほぼ不要という驚くべき生命力の持ち主。近年では‘スパイダーウェブ’など、暗い場所をパッと明るく彩る、おしゃれな品種も注目されています。本記事では、じつは“千客万来”の縁起木でもあるヤツデの魅力と、放置でも元気に育つコツ、おすすめの人気品種をご紹介します。

ヤツデの基本情報

ヤツデ
tamu1500/Shutterstock.com

植物名:ヤツデ
学名:Fatsia japonica
英名:Japanese aralia、fatsi、paperplant、false castor oil plantなど
和名:ヤツデ(八手)
その他の名前:テングノハウチワ(天狗の葉団扇)、テングノウチワ、ヤツデノキ、オニノユビなど
科名:ウコギ科
属名:ヤツデ属
原産地:日本(福島県以南の本州、四国、九州、沖縄)
形態:常緑性低木

ヤツデの学名は、Fatsia japonica(ファツィア・ジャポニカ)。ウコギ科ヤツデ属の低木で樹高は2〜3mほどですが、毎年の剪定によってコンパクトな樹形を保つことも可能です。常緑性で、冬でもみずみずしい葉姿を保ちます。日本固有種で、関東以西から沖縄の山野に自生し、放任してもよく育つ庭木の一つです。耐陰性が強く湿り気のある環境を好み、日陰でも生育します。また、耐塩性もあり、環境に適応してよく育つ丈夫な樹木です。

風に揺れるヤツデの大きな葉。MasaPhoto/Shutterstock.com

ヤツデの花や葉の特徴

ヤツデ
Peter Turner Photography/Shutterstock.com

園芸分類:庭木
開花時期:10〜12月
樹高:3~5m
耐寒性:やや弱い
耐暑性:普通
花色:白

ヤツデの葉は光沢のある濃い緑色で、深い切れ込みが入る手のひらのようなフォルムが特徴。葉の長さは20~40cm、さらに15~45cmと長い葉柄を持ち、存在感があります。この葉柄により、葉が重ならないように生育することが日陰に強い理由なのだとか。斑入り品種などバリエーションもあり、シェードガーデンの庭木として活躍します。晩秋から冬に5㎜ほどの白い花が咲き、花茎の頂部に集まってドーム状になります。花が少ない時期に開花するため庭の彩りとしてよく目立ち、またハエやアブなどの昆虫の貴重な蜜源となります。開花後、たくさんつける小さな実は、緑~赤紫色~黒紫色へと色が変化し、翌年の5月頃に熟します。

ヤツデの黒い果実。ArliftAtoz2205/Shutterstock.com

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