◆“急がば回れ”で原因の改善・解消を目指す
正樹さんが本当に復縁できる確率を高めたいのであれば、美羽さんと一緒にいられない寂しさや新恋人ができてしまうかもという不安を押し込めて、“急がば回れ”で原因を改善・解消するための具体的な方法を検討・試行していくべきなのです。むしろ原因を見て見ぬふりで放置して、熱量だけで復縁まで押し切ろうとする彼の行動はかなりの悪手。美羽さんは「やっぱりもう無理だ」と語っていましたので、彼女から見れば“原因の上塗り”にも見えたのでしょう。
美羽さんが正樹さんと別れたいと思ったのは、愛情が重いこと、メンヘラ気質なこと、精神論・根性論しかないこと――こういった正樹さんの性質に辟易としているからです。にもかかわらず、正樹さんは復縁したいと伝える話し合いの場で、それらの原因を改めて強調してしまったと言っても過言ではありません。
ここまでの話を正樹さんに説明すると、彼は今までの自身の言動をひどく後悔したようで、「とりあえずアンガーマネジメントを勉強してみます」と肩を落としていました。
◆悪循環のループにハマって逆効果になることも
恋人同士の破局原因はさまざまあるでしょうが、復縁したいという気持ちが強すぎると、それが焦りに繋がり、原因の改善・解消というプロセスを見落としてしまいがち。そのプロセスをすっ飛ばして元恋人への復縁アピールを続けてしまうと、原因を改善するどころか“原因の上塗り”となるなど、悪循環のループにハマって逆効果となってしまうことも多々あるのです。
<文/堺屋大地>
―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―
【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は@SakaiyaDaichi

