「運転席がドロドロ」“車”の特殊清掃は意外と大変。ほぼ廃車になるのに、特殊清掃が必要なワケ

「運転席がドロドロ」“車”の特殊清掃は意外と大変。ほぼ廃車になるのに、特殊清掃が必要なワケ

◆値段は意外と高くつく

車の場合も部屋の孤独死と同じように散らかっているケースが多いようだ。

「どこまで掃除するのかは、依頼者によります。汚れてる部分だけ清掃してくれればいいってパターンや、臭いなども全て完璧に取ってほしいなど、様々な要望があります。解体しないでできる範囲までやってほしいとか、シートをそのままにしてほしいとか。

そうなると、布に染みついたシミを抜くっていうのが、かなり高度な技術になるので、結構費用が高くなったりもします。現実として、部屋の特殊清掃と同じような値段になることも多く、“この狭いスペースの清掃でこの値段?”と驚かれることは多々あります」

◆廃車にするのに特殊清掃が必要なワケ

鈴木亮太
鈴木亮太さん
綺麗に清掃された車は、その後どうするかは依頼主によって様々だ。

「乗れるレベルまでに清掃し、修理して売るとなると、かなり修繕費がかかってしまうと思うので、だいたいは廃車にすると思います。きちんと直して売るとなると、元が取れないというか……。業者も基本的にはそういった事情の車を買い取ってくれるところはほとんどないと思います。よくて無料引き取りだと思います。

でも廃車にするなら、なぜ清掃までするのかといった疑問が生まれると思いますが、廃車対応してくれる工場が、人の死後に清掃もされずに放置された車両を引き取ってくれないということです。見た感じ普通の車の状態に見えないと、受け取り拒否されます」

特殊な状況だが、年に1から2回くらいは車内での練炭自殺の現場があるという。車内という密閉された空間では、暑さによって見るも耐えない悲惨な状態で見つかることが多いのだとか……。

<取材・文/山崎尚哉>

【特殊清掃王すーさん】
(公社)日本ペストコントロール協会認証技能師。1992年、東京都大田区生まれ。地元の進学校を卒業後、様々な業種を経験し、孤独死・災害現場復旧のリーディングカンパニーである「ブルークリーン」の創業に参画。これまで官公庁から五つ星ホテルまで、さまざまな取引先から依頼を受け、現場作業を実施した経験を基に、YouTubeチャンネル「BLUE CLEAN【公式】」にて特殊清掃現場のリアルを配信中!趣味はプロレス観戦
配信元: 日刊SPA!

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