聴力低下&耳鳴り対策となる、東洋医学ならではの耳養生法

それでは、腎精を補って耳の不調をやわらげる養生法をご紹介します。入浴後、夜寝る前のルーティンに加えてみてください。
①腎精を補う「復溜(ふくりゅう)」のツボを押す
内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみから指3本分上にある「復溜(ふくりゅう)」のツボを押して、腎精を補いましょう。
②「鳴天鼓(めいてんこ)」を行う
「鳴天鼓(めいてんこ)」とは、古くから東洋医学で行われている耳鳴りや聴力低下の養生法です。まずは両手のひらで耳をふさぎ、指先を後頭部に置きます。人差し指を中指の上に重ねて、パチンと弾かせるようにして後頭部をたたきます。これを20~30回行ってください。頭蓋骨の振動によって脳や聴覚神経の働きを活性化させます。
③「翳風(えいふう)」のツボを温める
耳たぶの裏のくぼみにある「翳風(えいふう)」は、耳への血流の関所となるツボ。ここをホットタオルで温めて、耳全体の血行を促進しましょう。ホットタオルがない場合は、両手をこすり合わせて温めた指先を当てるだけでもOK。耳の血行をよくすることで、聴覚神経に栄養がよく行き渡ります。
食事面では、腎精を補う食材をよくとることが大切です。特に聴力の低下や耳鳴り対策には、黒豆、黒ごま、やまいも、キャベツ、栗、くるみ、鶏肉、くこの実などがいいでしょう。腎精を補うためには、継続的に食事にとり入れることがコツです。
2月4日の立春を過ぎると、暦の上では春。この時期の耳のケアは、春先のめまい予防にも役立ちます。耳の養生で老化予防をして、心地いい春を迎えたいですね。
※耳の不調について「急に片方の耳が聞こえなくなった」「耳鳴りが急激にひどくなった」という場合は、突発性難聴などの可能性もあるため、ただちに耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。
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