“マイレージ改悪”が客離れを招いた「いきなり!ステーキ」の今。すき焼きに海鮮など、「脱ステーキ」を模索するも道半ば

“マイレージ改悪”が客離れを招いた「いきなり!ステーキ」の今。すき焼きに海鮮など、「脱ステーキ」を模索するも道半ば

◆すき焼きに海鮮も…「脱ステーキ」を模索

 2025年に入っても客数が回復しない「いきなり!ステーキ」ですが、これは経営陣が狙ってやっているという側面もあります。2025年7-9月はすべての月で客数が計画を上回っているためです。同期間の売上高は計画が35億1200万円に対して、実績は35億3400万円。ほぼ計画通りの結果を出しているのです。

「いきなり!ステーキ」は国内よりも海外の出店を強化。2025年7月にはフィリピンで4号店を出店。海外は10店舗となりました。

 国内においては新業態の開発に余念がありません。すき焼き専門店の「すきはな」、とんかつの「かつき亭」を世に送り出し、M&Aによって手にした海鮮居酒屋事業「かいり」の新店舗も出店しています。

 ペッパーフードサービスは中期経営計画において、2024年から2025年度にかけて新業態の成長モデルを確立、店舗網を拡大するとの目標を立てていました。

 しかし、「いきなり!ステーキ」以外のレストラン事業の2025年7-9月の売上高は計画を下回って推移しています。利益も出ておらず、会社全体で赤字に陥らないよう繊細なかじ取りを迫られています。正念場を迎えていると言えるでしょう。

<TEXT/不破聡>

【不破聡】
フリーライター。大企業から中小企業まで幅広く経営支援を行った経験を活かし、経済や金融に関連する記事を執筆中。得意領域は外食、ホテル、映画・ゲームなどエンターテインメント業界
配信元: 日刊SPA!

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