ジョナサン・アンダーソン、ディオールで初となる2026年春夏オートクチュール コレクションを発表
2026年春夏オートクチュール コレクションは、ジョナサン・アンダーソンがディオールで初めて手がけたオートクチュール コレクションで幕を開けた。

ファッション愛好家たちが数か月前からカレンダーに印をつけていた日がある。それはジョナサン・アンダーソンによるオートクチュールコレクションの発表だ。昨年ジョナサン・アンダーソンは、2025年6月にメンズ、同年10月にウィメンズの2026年春夏のプレタポルテコレクションを発表し、私たちは彼のディオールでのデビューを祝うことができた。しかし私たちは、彼のオートクチュールコレクションを見る日を心待ちにしていた。ロエベで11年間クリエイティブディレクターを務めた後、ディオールでのオートクチュールデビューがどのようなものになるか、ファッション界はその行方を数か月にわたり、固唾(かたず)をのんで見守ってきた。



そして1月26日、待ちに待ったその日がついにやってきた。ディオールのショーがパリ・オートクチュール・ウィークのオープニングを飾った。予想どおり、そしてディオールがいつもそうであるように、このオートクチュールのショーでは、細部まで何もかもが計算され尽くしていた。
ジョナサン・アンダーソンによるディオールのオートクチュールデビューの主役は「花」

コレクションの最後の一針から装飾の最後の要素に至るまで、あらゆるディテールに隠された象徴にあふれたショーだった。しかし、間違いなく際立った主役がいた。それは「花」で、もっと具体的に言うと「シクラメン」の花だ。この要素は偶然ではなく、ジョン・ガリアーノ(1996〜2011年ディオールのクリエイティブ・ディレクターを務めた英ファッションデザイナー)から生まれたものだ。
ジョナサン・アンダーソンは、ジョン・ガリアーノに、自身のオートクチュール・コレクションを真っ先に見に来てほしいと頼んだという。「彼は集合的なイメージにおけるディオールそのものだ。今日でもそれは変わらない」とジョナサンは語っている。そしてジョン・ガリアーノはそれに応じ、ただ訪れただけではなく、黒いリボンで束ねた2つのシクラメンの花束を持って現れたのだ。

ジョナサン・アンダーソンはそれをとっておいて、ディオールのショーの招待状として形にしただけでなく、ディオールで初となるオートクチュールコレクションの装飾にも使用した。そして、ジョン・ガリアーノへのオマージュとしてルックに取り入れ、コレクションに組み込んだ。
