そんな彼が、仕事帰りのコンビニで遭遇した、滑稽かつ爽快なエピソードを語ってくれました。

◆深夜のコンビニで群がる不良少年たち
その日、小島さんは連日の残業を終え、疲れ果てていました。深夜の空腹を満たすため、営業車で自宅近くのコンビニへ立ち寄ったのは、日付が変わる少し前のことです。「一刻も早く弁当を買って帰りたかったんです。でも、駐車場に入って驚きましたよ。入り口の目の前、唯一空いていた駐車スペースを、若者の集団が完全に占拠していたんです」
そこには高校生くらいに見える少年たちが8人、車を停めるべき場所にベタ座りして、タバコを吹かしていました。小島さんがバックで車を寄せても、彼らは動く気配すら見せません。
「普通、車が近づけば反射的に避けますよね? でも彼らは違う。数名がこちらを鋭く睨み返してきたんです。夜の静寂の中で、その異様な光景に少しゾッとしました。ただの通りすがりの客としては、関わりたくないタイプの人種でしたね」
◆エスカレートする「ガキの挑発」
無視して別の場所を探そうにも、そこしか空きはありません。小島さんは意を決して窓を開け、丁寧に声をかけました。「すみません、停めたいんですけど、のいてもらえますか?」
しかし、この誠実な対応が、逆に彼らを刺激してしまったようで、集団の中で最も体格の良い、親分らしき男が無言で歩み寄ってきたといいます。
「『俺らが先にいるんだから、なんでのかなきゃいけないんだよ。どっか他に停めろよ』って、顔を近づけて凄んできたんです。彼らからすれば、私はただの弱そうなサラリーマンに見えたんでしょう。その勢いに乗じて、周りの連中も騒ぎ出しました」
行為は次第にエスカレートします。数人が小島さんの営業車のタイヤを蹴りつけ、トランクを拳で「ドンドン!」と激しく叩き始めました。
「周りには他の客もいたんですが、みんな見て見ぬフリです。関わったら負けだと思っているんでしょうね。車を傷つけられるのは困りますが、正直、怖さは全くありませんでした。高校時代、空手で全国まで行きましたから。その気になれば全員、一瞬で地面に這わせる自信はあったんですけどね……」

