お金は十分あったのに。若いときにもっと使っておけばよかった…ハワイ旅行で「世界一の星空ツアー」を断念した60代夫婦、老後に吐露した後悔【FPが解説】

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ポルシェで「1000円カット」に行く先輩の「お金の使い方」

「1000円カットにポルシェが停まっている」と社内で噂になりました。以前勤めていた会社の先輩の話です。

「なんでお金を持っているのに1000円カットを利用しているのですか?」とその先輩に聞くと、「1万円の美容室にいくのと、1000円カットにいくのと、自分が見て大差がないと思ったから。もちろん、美容室の雰囲気やスタッフの接客は1万円の美容室のほうが優れているけれど、そこを求めていないから」と答えられました。

「なんで、ポルシェに乗っているのですか?」とお聞きすると、「別にポルシェが好きなわけではない。ただ、リクルートの仕事もしているので、仕事を頑張ったらこんな車にも乗れるようになると夢を与えるためにポルシェに乗っている」と答えられました。

お金があっても、お金の使い方にこだわっています。

・1日2時間の車通勤の移動中を快適に過ごすために、車にお金を集中させている。

・夫婦でお酒を飲んでいる時間が最高に楽しいので、お酒にお金を集中させている。

・家族や友人とゆっくり過ごせる空間を作るため、家にお金を集中させている。

「車や家やお酒など贅沢品にお金をかけるな」と一般的にはよく言われていますが、お金の使い方を意識的に選択できているかが重要です。

使えるお金は限られています。何にお金を使って、何に使わないのか。何かにお金を使えば、他のことはあきらめないといけない。ほしいものをすべて買うことはできません。大切なのは、自分で決めることです。

お金を家族の幸せに使えている人が幸せになれる

お金持ちが幸せとは限りません。これまで、次のような家族を見てきました。

・持ち家、高級車で、一見豊かそうに見えるが、実は借金地獄。

・現役時代に仕事で無理をしすぎて健康を害してしまい、お金はあるが使い道がない。

・高収入で貯蓄もあるが、家族関係がうまくいっていない。

お金を持っている人が幸せなのではなく、お金を家族の幸せに使えている人が幸せになれます。まさに、家計の幸適化が幸せにつながっています。

磯山 祐樹

磯山FP事務所

代表

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