「ほぼドラッグ」在日中国人留学生の間で出回る“木の実”の正体とは?密売人に接触して見えた実態

「ほぼドラッグ」在日中国人留学生の間で出回る“木の実”の正体とは?密売人に接触して見えた実態

◆強烈な苦みの後に軽い酩酊感を感じた

入手したビンロウ。一見するとお菓子やナッツ類に見える
  持ち帰り、さっそく2つの袋を開封してみた。どちらも30~35粒ほど入っており、コーラのような匂いが漂う。枸杞ビンロウは、表面は甘くコーティングされて比較的食べやすい。30秒ほど噛んでいると清涼感を感じ、口の中がスースーしてきた。ミントガムの味と非常に似ている。甘みが強いので食べやすい。2粒続けて食べてみたが、覚醒作用を感じることはできなかった。

 一方の和成天下は違った。甘みと清涼感の後、強い苦味と舌への刺激が残り、吐き出した後も喉につかえ感が続く。

 3粒続けて食べたところ酩酊する感覚が襲う。こころなしか、頭がふんわりした感覚もあった。確かに酒といっしょに嗜むと、より高い効果が得られるのかもしれない。製造元を見ると、どちらも「湖南省」とあった。これには理由があると前出の広瀬氏が説明する。

記者が試食してみたところ口の中や舌が痺れるような感覚があった
「現在、中国では依存性と発がん性を理由にビンロウを食品として製造・販売は原則禁止されています。ただ、湖南省だけは歴史的に嗜好品として広く利用されていた経緯から、例外的に認められています。同地で製造された加工乾燥品が密かに日本に持ち込まれているのでしょう」

 新たな脱法ハーブともいうべきビンロウだが、日本では現時点で所持も使用も違法ではない。だが、中国では健康被害が強いため、「檳榔加煙又加酒、閻王在向你招手(ビンロウにタバコと酒を加えれば、閻魔大王が手招きしてくる)」というスラングもあるというほど。安易に手を出さないほうが身のためだ。

取材・文・撮影/SPA! ビンロウ取材班

―[中国発[ハイになる木の実]が蔓延中]―

配信元: 日刊SPA!

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