「暗い庭」をあきらめない! 日陰でも1年中緑を絶やさない常緑低木の「サルココッカ」

「暗い庭」をあきらめない! 日陰でも1年中緑を絶やさない常緑低木の「サルココッカ」

サルココッカ

日当たりが悪いからと、理想の庭づくりをあきらめていませんか? じつは、そんな日陰の悩みを一掃してくれる植物が、常緑低木の「サルココッカ」です。1年中茂る艶やかな緑の葉に加え、冬の寒さの中で漂う甘い芳香は、暗くなりがちな庭の雰囲気を劇的に変えてくれます。病害虫に強く、剪定の手間もほとんどかからないため、忙しい方や初心者にも最適です。近年日本でも注目を集めているこの「優秀な名脇役」の魅力と主な種類や品種、育て方を、栽培のプロが分かりやすく解説します。

サルココッカの基本情報

サルココッカ
FatimeBarut/Shutterstock.com

植物名:サルココッカ
学名:Sarcococca
英名:Sweet box 、Christmas box
別名:コッカノキ
科名:ツゲ科
属名:サルココッカ属
原産地:東アジア、ヒマラヤ、中央アメリカ
形態:常緑低木

サルココッカの仲間は、ヒマラヤ、インドから中国、マレーシア、台湾に14種、メキシコとグアテマラに1種が分布します。中国原産の種類が多いです。

冬頃に甘い芳香のある白花を咲かせる種類が多く、花後に黒か紫、赤色などの果実を実らせます。常緑の葉が密に茂りますが、大きくなりすぎることはありません。コンパクトな樹姿のため、鉢植えやプランターにも適します。地植えでは、グラウンドカバーや低めの生け垣にも利用できます。

イギリスなどのヨーロッパでは人気のある樹木です。日本では近年になって栽培されるようなり、徐々に人気が高まっています。

サルココッカの特徴・性質

サルココッカ
Tom Cardrick/Shutterstock.com

園芸分類:庭木、花木
樹高:2m以内
開花期:2~4月
耐寒性:普通
耐暑性:普通
花色:白、部分的にピンクなど

多くの種類は大きくなっても1~2mほどの高さに収まります。生育が遅く樹形がまとまりやすいので、剪定の手間があまりかかりません。

艶のある葉は細長く厚みがあり、濃い緑色です。日差しが強すぎたり、ひどく乾燥すると葉色は黄色っぽくなります。

花は冬の2月頃から春の4月頃まで長く咲きます。花色は定番の白色のほか、部分的にピンクになるものがあります。花後にできる果実に毒性はなく、やや甘い香りがありますが食用には利用されません。

病害虫の被害が少なく、丈夫です。放置気味でもよく育ち、初心者でも育てやすいです。

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