「暗い庭」をあきらめない! 日陰でも1年中緑を絶やさない常緑低木の「サルココッカ」

「暗い庭」をあきらめない! 日陰でも1年中緑を絶やさない常緑低木の「サルココッカ」

サルココッカの育て方・日常の手入れ

サルココッカ
Tom Meaker/Shutterstock.com

水やり

明るい日陰から半日陰に地植えした場合、根付けば水やりの必要はほぼありません。ただしひどく乾燥すると、葉が黄色くなります。長期間雨が降らず土壌が乾燥したら、適度に水やりするとよく育ちます。

鉢植えやプランターは、用土の表面が乾いたらたっぷり水やりしてください。

肥料

多く与える必要はありませんが、花後に3要素が等量の緩効性化成肥料を与えます。春先頃に、株元の周囲に腐葉土や堆肥などの有機物を5cm程度の厚さで敷き詰めると乾燥が防せげて、生育もよくなります。

病害虫

目立った病害虫の被害はありません。

サルココッカの作業

サルココッカ
Robert Buchel/Shutterstock.com

剪定

あまり剪定の必要はありません。大きくなりすぎたら春の開花後に剪定してください。

増やし方

6月に挿し木で増やすことができます。新しく充実した枝を10~15cmほどの長さで切り、新しい葉を2枚残して挿し穂とします。赤玉土小粒のような清潔な用土に挿し、明るい日陰で乾かさないように管理してください。新芽がよく伸び始めたら、3号ポット鉢などに鉢上げします。

サルココッカの栽培ポイント

サルココッカ
Traveller70/Shutterstock.com
  • 明るい日陰や半日陰で育てる
  • 強風が当たりやすい場所は避ける
  • 夏の強い乾燥に注意

強い日光や強風の当たる場所を嫌いますが、病害虫の被害が少なく、ローメンテナンスで場所をとりません。住宅街など限られたスペースでのガーデニングには最適な植物です。

近年栽培されるようになった樹木ですが、数少ない日陰で育つ常緑樹です。他の植物と相性がよく、あまり知られていないので目新しさもあります。派手な美しさはありませんが、花の少ない時期に咲く可愛い花は芳香が強いのも魅力です。通路沿いなどに植えて、花と甘い香りを楽しんでください。

Credit 文 / 小川恭弘 - 園芸研究家 - おがわ・やすひろ/1988年、東京農業大学農学部農学科卒業。千葉県館山市の植物園「南房パラダイス」にて観葉植物、熱帯花木、熱帯果樹、多肉植物、ランなど温室植物全般と花壇や戸外植物の育成管理のほか、園全体のマネジメントなどの業務に18年携わる。現在フリーランスとして活動。著書に『わかりやすい観葉植物』(大泉書店)、『ハイビスカス』(NHK出版)がある。

あなたにおすすめ