
◆遅刻や現場とばしなどは当然「干される対象」に
一般常識で考えれば分かるように、遅刻や現場とばし、過度なメンヘラは干されてしまう。みんなで1つの作品を作り上げるのがゴールなのだから、迷惑をかける行為に及べば、戦力としてカウントされないのは当然のことだ。交通渋滞や数十分程度の遅刻なら、特にうるさくは言われない。しかし“現場飛ばし”に関しては遅刻よりもはるかに重罪で、たとえ2~3日前のキャンセルだとしても基本的にはアウト。
現場スタッフや演者もその日のために予定を空けるのだから、直前キャンセルや当日バックレを繰り返すとあっという間に「信用ならないヤツ」のレッテルを貼られる。仮に本当に体調不良が重なったとしても罪の重さは変わらないので、相当な売れっ子でない限り管理不足が「干され」の原因にもなり得るのだ。
◆徐々に仕事が減って退所するケースも
在籍数が数百名を超えるマンモス事務所の場合、メインメンバーとサブメンバーがある程度分けられているため、戦力外フォルダに振り分けられた女優は干されているのと同じ状態となる。ただ中小企業の場合は誰かを干すと売り上げに支障が出やすく、できる限り小さなオファー1つでも取りたいのが本音だろう。そうなると営業に回る際、宣材写真を一応持って行くものの、問題児を猛プッシュはしない。「干す」よりも「アテにしない」という方が正しく、「声がかかればまぁラッキー」くらいの考えで先方と話をつけていく。
アテにされなくなると重要な仕事はまず回されないし、ひっそりと振るオファーの数を減らして自ら退所するように仕向ける例もある。これぞ、業界のコワい部分と言えよう。

