◆いとも簡単に基本政策を捨てた立憲民主党
立憲民主党は、「安保法制は違憲なので反対」と国を挙げて大騒ぎを起こした人たちの末裔であり、「原発ゼロ」を掲げて国民民主党と分裂し、最近まで「消費増税」を訴えていた。直近の首班指名選挙でも玉木雄一郎国民民主党代表を担ごうとし、「基本政策が合わないのに組めない」「本気で組むなら、自分たちの過去を総括すべきだ」と拒否されたばかりだ。ところが、いとも簡単に、基本政策を捨てた。「新党をつくりたいから玉木代表には党首になっていただきたい」と頭を下げるべきでは。
首班指名では「候補は野田でなくていい」と言い切った事実を無かったことにして、公明党と両党で新党の話を進めていた。そして、いとも簡単に「安保法制は違憲」「原発ゼロ」を捨て、「消費減税」を旗印にする。
公明党はともかく、立憲民主党の言動は、筋が通らなさ過ぎる。
◆どの政党が中革連に取って代われるか
中革連が減税だからと、自分も減税を打ち出す自民も如何なものだが。かといって、「代わる第三の選択肢は?」となると、どの政党が中革連に取って代われるか。マトモな政党が第二党でなければ、自民党政権は永遠だ。選べない。
政治の決着は、選挙で決める。憲法を守らせる力は、選挙で示された民意だ。
白紙委任は、したくないもので。
―[言論ストロングスタイル]―
【倉山 満】
憲政史研究家 1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作『噓だらけの日本中世史』(扶桑社新書)が発売後即重版に

