
◆中学のときは、下位10位以内だった
――桜蔭学園といえば誰もが知る超難関校ですが、勉強は昔から得意だったのでしょうか。にょみ:思い返すとそこまで大きな苦労はしなかったかもしれないですね。隠れてテレビを見たりして勉強に集中ができず、一時桜蔭の合格率が30〜40%に低下してしまい、親から「志望校を変更したほうがいいのではないか」と心配されたことはあります。ただ、入学まではそこまで大きな挫折はなかったかもしれません。
――入学後のほうが大変でしたか?
にょみ:それはもう。桜蔭は、息をするように勉強しているような子たちが集まる学校です。それに対して私は、小学校のときからいろんなことに興味があって、殊に恋愛にはすごく前のめりでした。小説や少女漫画が好きだったからかもしれません。だから勉強に全集中するタイプではまったくなくて……特に中学のときは240人いる生徒のうち、下位10位以内だったと思いますね。
◆文化祭に遊びに行くのは「同じような偏差値帯の学校」
――恋愛に興味津々となると、超進学校のなかではひときわ目立つ存在なのではないでしょうか。にょみ:そうかもしれません。私の時代は、学校の垣根を超えて交流したい人たちが集まるグループLINEがあって。同世代のいろんな人たちと気軽に知り合うことができました。そこで知り合った男の子の学校の文化祭に息巻いていくような、そんな学生時代でしたね。

にょみ:中高生なりに、同じような偏差値帯の学校に行くようにしていました(笑)。たとえば男子御三家とか国立とか、それに匹敵するような他県の学校とかですね。

