盗撮で逮捕された“大手企業社員”の部屋はゴミ屋敷…特殊清掃に入った業者が見た“悲惨な暮らしぶり”

盗撮で逮捕された“大手企業社員”の部屋はゴミ屋敷…特殊清掃に入った業者が見た“悲惨な暮らしぶり”

◆住人が夜逃げした部屋の後処理は…

定期的に夜逃げの後処理の依頼もくるという。

「弁護士が絡んでいる案件だからだと思うのですが、依頼が何件も同時に来ることが多いです。基本的に住人とは音信不通で、必要最低限の金目のものとかだけがなくなってることがほとんです。たまに、財布が残ってる時があるんですが、その場合は“もしかしてさらわれたのかな?”と勘繰ってしまいます。夜逃げの現場の場合、連帯保証人をつけていないケースが多く、清掃費用は保証会社負担になってますね。まれに何十年も住んでいた人の夜逃げ現場に遭遇することがあるのですが、その場合、連帯保証人も連絡がつかず、保証会社にも入っていないため、不動産屋が清掃費用を負担することになります」

連帯保証人がいなくても、親族の連絡先がわかれば退去費用を請求することもあるという。

「一応、親族に『費用を負担してもらえませんか?』と相談はしてみるものの、『うちは関係ありません』と言われたらもう請求できないので、泣き寝入りすることになります。今回は、住人が帰ってこないケースの清掃でしたが、中には逮捕された後に戻ってくる予定がある家の清掃依頼もありました。最初は退去するはずだったのですが、突然戻ってくることになり、現地調査のみでまだ手をつけられてない現場もあります」

そもそも夜逃げをしそうな人には貸さないよう、審査を厳しくしている不動産屋も存在する。

「夜逃げをしそうな人を見極めるポイントとしては、免許証の失効回数を見ます。免許証の下一桁が紛失や盗難による再発行の回数なのですが、数が多いほど私生活がしっかりしていない証明にもなるので、5回とか6回とか紛失してる人は審査に落としたりしているそうです。

また、引越しを繰り返している人は審査を厳しくしている会社もあるようです。“この人は近隣住民とのトラブルが多発している人なのかもしれない”と想像ができる場合は、審査を落とす場合もあるそうです。ちょっとした私生活の癖というものを見直さないと、審査に通りにくくなることもあるので注意しましょう」

<取材・文/山崎尚哉>

【特殊清掃王すーさん】
(公社)日本ペストコントロール協会認証技能師。1992年、東京都大田区生まれ。地元の進学校を卒業後、様々な業種を経験し、孤独死・災害現場復旧のリーディングカンパニーである「ブルークリーン」の創業に参画。これまで官公庁から五つ星ホテルまで、さまざまな取引先から依頼を受け、現場作業を実施した経験を基に、YouTubeチャンネル「BLUE CLEAN【公式】」にて特殊清掃現場のリアルを配信中!趣味はプロレス観戦
配信元: 日刊SPA!

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