
自宅のハンガーラックに、お気に入りのコートを格好良く飾れたらどんなに素敵だろう。そんな妄想をしたことがある服好きは少なくないのではないでしょうか。
だけど悲しいかな、ファッションオタクの部屋は雑多な印象になりがちです。ハンガーラックには高級なブランド服をかけているはずなのに、なぜかオシャレに見えない。
どうしてこんなことになってしまうんだ、本当はアパレルショップみたいなインテリアで暮らしたいのに! ……服好きあるあるですね。
実はこれには、大きな理由があるんです。最初に答えを言っておくと、重要なポイントはハンガーラックです。こいつを上手く使いこなさないと、お部屋の洋服はおしゃれに見えてくれません。
◆激安店はギュウギュウ、高級店はスカスカの法則
アパレルショップみたいな部屋で暮らしたいなら、そもそも目指すべき服屋が実際に洋服をどう扱っているのかを知らなければ始まりません。
当たり前と言えば当たり前ですが、ナメてはいけません。実際にあなたの部屋の押し入れやハンガーラックはギチギチになっているはずです。ぜんぜん服屋を参考にできていません。
実はアパレルショップの陳列にはルールがあります。リーズナブルなお店ほど服をギュウギュウに並べて、高級店ほど余裕をもってスカスカに並べるのです。
お店にはランク付けがあって、高級なショップは「プレステージ」、お安いショップは「ボリューム」などと呼びわけたりします。乱暴な例えになりますが、百貨店にあるブランドバッグの店が前者で、イオンにある大きな量販店が後者だとイメージして下さい。
たとえば120cm幅のハンガーラックを使う場合、高級なプレステージであればジャケット15着くらいを目安に陳列します。だけどお安いボリュームのお店ですと、ジャケット24着くらいを目安に並べます。同じハンガーラックにそれだけ詰め込めばギュウギュウにもなります。
我々が自宅のハンガーラックを見るときも、この印象を連想してしまいます。高級店のように並べれば高級店のような印象になるし、激安店のように並べれば激安店のような印象になります。
あなたの部屋のハンガーラックはどうでしょうか。せっかくのブランド服も、激安店の密度で収納していたら、実際よりも安い印象に見えてしまいますよ。
◆服そのもので対策しましょう

とはいえ僕も鬼ではありません。服好きに服を買うなと言いたいわけではないんです。「見える服」を減らしましょうというお話です。
インテリアでは、隠す収納を上手に使うことが大切です。押し入れのような、扉のある収納にたくさんお洋服を隠せば、ひとまず急場はしのげます。押し入れの中はギュウギュウになりますが、閉めれば見えません。
そして生活空間にあるハンガーラックには、眺めて楽しむための洋服を、最低限の数だけ飾ればいいんです。これでおいしくお酒が飲めます。

