韓国の暮らしを感じる日用品に出合える3軒。

韓国の暮らしを感じる日用品に出合える3軒。

心を揺らし、日々を彩る、独自の視点で選ばれた日用品。

 ここ数年で工芸や日用雑貨をキュレーションする店が数多く増えた韓国のクラフトシーン。自身も工芸を軸にした店『WOL』を営むオーナーのチョ・ソンリムさんはこう話す。「家で過ごす時間が長かったコロナ禍を経て、韓国の工芸は質・量ともに大きく発展しました。今はさまざまなスタイルのショップが誕生している面白い時期だと思います」
 
 移り変わりの激しいなかでも一過性のブームで終わらず、今後も残ってほしいという視点でおすすめしてくれた一つが、古道具通りで知られる踏十里に誕生したばかりの『hobak folk art gallery』。

「昔ながらの店が多い踏十里に、若い世代が独自の感性で発信する店が増えています。オーナーが海外在住経験者なので視野が広くて、固定観念にとらわれていないのがいい」

 他にも、韓国や日本の生活雑貨を幅広く扱い、日常使いできるアイテムが揃う『TWL』、韓国作家を中心に美術館がキュレーションする『リウムストア』も独自の視点がある。

「クラフトは、オンライン上だけでなく、実際に見て、手に取って、肌触りを確かめてほしい。古いものも現行品も価格帯もさまざまですが、国を超えて、どれも変わらない人間の営みの延長にあるもの。感性に触れたものはぜひ暮らしに取り入れてほしいと思います」

ガイド チョ・ソンリム『WOL』オーナー

器と料理が好きな母や祖母の影響で工芸に興味を持つ。2019年、クラフトショップ『WOL』をオープン。常時営業している漢南洞(ハンナムドン)と、企画展のときにオープンする三清洞(サムチョンドン)の店舗がある。 용산구 이태원로 54길 74 3F/3F,74,Itaewon‒ro 54‒gil, Yongsan‒gu Instagram@wol.co.kr

photo : Sachie Abiko, Tetsuya Ito (portrait) edit & text : Chizuru Atsuta coordination : Sachiko Kumagai

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