ターンオーバーを促しシミを薄くするインナーケア

ターンオーバーは肌の生まれ変わりのサイクルです。年齢を重ねた肌は再生機能が低下しており、シミ取り後のきれいな肌を作り出すためにはアフターケアが重要です。
ここでは、体の内側からシミを薄くするアプローチについて、食生活・サプリメント・睡眠とツボのポイントを紹介します。
食生活で肌再生
せっかくレーザーでシミを取っても、紫外線などの影響でメラニンが再びシミを作っては、いつまでたってもきれいな肌にはなりません。体の内側から日焼けを防ぎ、シミのない肌を再生させるため、効果的な栄養成分を含んだ食材を意識して取りたいもの。
そこでポイントとなるのが積極的に摂取したい「朝におすすめ」の赤い色の食材。そして、食べた後に紫外線に当たるとシミを作るリスクが高まる「朝にNG」な食材の2つ。ポイントを参考に食生活からシミを改善していきましょう。
【朝におすすめの赤い色の食材と含まれる栄養素】
- トマト・ローズヒップティー:抗酸化物質の「リコピン」
- 鮭・エビ・かに・イクラ:活性酸素を除去する「アスタキサンチン」
- ザクロ:抗酸化力の強い「ポリフェノール」
- にんじん・赤パプリカ・サツマイモ:新陳代謝を正常に保つビタミンAに変わる「βカロチン」
- 赤ピーマン・赤キャベツ・イチゴ:美白効果の「ビタミンC」
- 赤唐辛子:沈着した色素を排出する「L−システイン」
【朝にNGな食材:紫外線の感度を高める成分「ソラレン」を含有する食材など】
- パセリ・セロリなどのセリ科の野菜
- レモン・みかん・オレンジ・ピンクグレープフルーツなどの柑橘類の果物やイチジク
- きゅうり・春菊・シソ・三つ葉など
- パクチー・ディルなどのハーブ類
- ビールなどのアルコール類
美容と健康に「朝は、野菜と果物のスムージーや野菜ジュース」という人は、赤ピーマン・赤キャベツなどを使うのがおすすめです。朝にNGな食材も美肌のために夜のメニューで取りましょう。
サプリで肌再生
食事から肌の再生を助ける栄養成分を取りづらいときに、補助的に利用したいのがサプリメント。栄養補助食品や機能性食品も研究や開発が進み、新商品が続々と市場に出回っています。
紫外線の防止に「飲む日焼け止め」も話題になりましたが、美しい肌の再生に特におすすめしたいのは、ビタミンC・L−システイン・ビタミンB2・ビタミンB6・ナイアシン(フラッシュフリー)など。
また、サプリはミネラルウォーターや塩素が除去された水で摂取することで、より効果が発揮されます。
成長ホルモンとツボ押しで肌再生
肌の新陳代謝や修復を促す成長ホルモンは、良質な睡眠時に分泌されます。夜のゴールデンタイムにしっかりと睡眠を取ることは、シミ取り後の肌の再生に不可欠です。
足の内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみにあるツボ「太谿(たいけい)」は、新陳代謝やアンチエイジング効果が期待できます。また、足のかかとの中央部分にある「失眠(しつみん)」は、神経を落ち着かせて眠気を誘い睡眠の質を高めるツボです。
入眠前にゆっくりツボを押すなどリラックスしながら、快眠・安眠で成長ホルモンと自然治癒力のメリットを享受しましょう。
ターンオーバーを促しシミを薄くするスキンケア

レーザー施術後は、数週間かけてシミがかさぶたになって剥がれ落ちるのをじっと待つダウンタイムがあります。シミにアプローチするインナーケアと、相乗効果が期待できるトリートメントをしていきましょう。
また、セルフケアによる肌のお手入れには、古い角質を拭き取るローションで優しく取り除く、ビタミンCのイオン導入、美白をかなえる有効成分を配合したクリームなどを浸透させるアイテムがおすすめです。
繊細な状態になっているレーザー照射した部分は、スキンケアを控えます。紫外線や外部刺激から肌を守るシールタイプのフィルムで保護しておくと安心です(保護パッドはクリニックで処方される場合もあります)。
ここでは、人気の商品の中から、編集部おすすめのスキンケア商品をご紹介します。
アユーラ (AYURA) 「クリアリファイナー センシティブ 【医薬部外品】 」
AYURA の「クリアリファイナー センシティブ」は、ターンオーバーのサイクルを促し、肌に溜まった角質を取り除く拭き取りローションです。
厚生労働省に認可されている肝斑改善の有効成分「トラネキサム酸」配合で、バリア機能の低下した肌にも優しいセンシティブ(敏感肌)タイプです。
BIHACURE 自然派研究所 「美白クリーム【医薬部外品】」
BIHACURE自然派研究所の 「美白クリーム」の原料は、天然由来エキスのスクワランやアロエベラ。
メラニンの生成を抑えシミ・そばかすを防ぐトラネキサム酸を配合。さらに美白有効成分として、黒色メラニンにアプローチするハイドロキノン誘導体が角質層まで浸透し、透明感のある肌に生まれ変わらせます。
FILMOR(フィルモア)「約97%UVブロックフィルム」
レーザー照射した跡は表皮のバリアがないセンシティブな状態なので、傷を修復させながら紫外線などの外部刺激から肌を守る専用フィルムを貼っておくと安心です。
FILMORの「約97%UVブロックフィルム」は、シミだけでなくホクロの除去やニキビ・傷跡を保護する必需品。不安定な状態が続くレーザー施術後の約2か月間、わずかなUVはもちろんうっかり触ってしまうなどの外部刺激から肌を守ります。
薄く透明なフィルムなので、どんなトーンの肌にもなじみ上からメイクも可能です。
以上、自宅でのセルフケアやクリニックでのシミ取り後におすすめのスキンケアアイテムを紹介しました。
シミは種類によって、クリニックでのレーザー治療やクリームの使用といった対処法が異なります。また、シミ取りレーザー施術後のアフターケアは美しい肌の再生に重要です。
年齢を重ねて遅くなった肌のターンオーバーサイクルを活性化し、シミを再び作らせないようにすることが大切。
睡眠時間をしっかりと取る、紫外線対策をする、食生活に気を配る、ストレスを溜めず心身の健康に努めるなどのセルフケアを習慣にすることが、クリアな美肌へ導きます。
また、シミ取りは紫外線の量が弱くなる秋冬に施術することをおすすめします。ダウンタイム後の過ごし方を想定して準備するなど計画的に。効果的なセルフケアで、シミのない美肌を目指しましょう。
※記事内の商品価格は2025年2月時点のものです。
監修者プロフィール:N2クリニック院長 安仁屋 僚先生

担当科 :皮膚科、美容皮膚科、美容外科
経歴:琉球大学医学部卒業後、赤十字病院、都内大学病院皮膚科にて急性期~慢性期の皮膚疾患、外科手技を幅広く学び、研鑽を積む。複数の皮膚科・美容皮膚科クリニック勤務を経て2024年8月より、N2クリニック院長に就任。
N2クリニックHP https://n2clinic-ginza.com/doctor

