2026年の立春は2月4日。春なのに調子が出ない…それ、じつは普通のことでした

2026年の立春は2月4日。春なのに調子が出ない…それ、じつは普通のことでした

おうちフェノロジーを始めよう

フェノロジー観察は、特別な知識や記録を必要としません。窓辺でも、玄関先でも一鉢の植物があれば始められます。芽のふくらみや、株元の色、土や昆虫の小さな動きに気づくこと。それだけで、「今、自分がどんな季節にいるのか」がわかります。フェノロジー観察には毎年、同じ時期に咲いてくれる宿根草や低木がおすすめ。3つご紹介します。

① クリスマスローズ

クリスマスローズ

おすすめ理由

  • 冬から春への変化がとても分かりやすい
  • 花よりも「株の中心」の動きが観察ポイント
  • 地上部より先に、根が動くのが感じられる

② アジサイ

アジサイ
Natalia Greeske/Shutterstock.com

おすすめ理由

  • 芽のふくらみが段階的
  • 動きが急すぎない
  • 剪定・水やりの判断が“観察ベース”でできる

③ ゲラニウム(宿根草タイプ)

ゲラニウム
PeopleImages/Shutterstock.com

おすすめ理由

  • 地上部がいったん消えても、春に必ず戻る
  • 新芽の出方がゆっくり
  • 鉢植えでも育てやすい

フェノロジー観察の5つのポイント

① 芽を「開く前」で見る

冬のバラの芽
2月頃のバラの芽。Kazu Inoue/Shutterstock.com

観察ポイントは芽が伸びたか開いたかではなく、今は「ふくらんだかどうか」。

  • 硬い → 冬
  • 丸みを帯びる → 春の準備
  • 先端が割れる → GOサイン直前

② 株元の「色」を見る

春は、色が先に変わります。見る場所は

  • 土の表面
  • 株元
  • 地際

変化…

  • 乾いた茶色 → 冬
  • 少し湿った濃い色 → 動き始め
  • 緑がのぞく → 芽の準備完了


葉が出る前に、季節はもう進んでいるということが分かります。

③ 同じ場所を「同じ時間帯」に見る

これはフェノロジーの基本です。毎日でなく、週2〜3回で十分。朝だけ、夕方だけというように同じ時間帯に見ることで、変化が「連続して」見えてきます。

④ 水やり後の反応を見る

水をやった翌日が、じつは重要。

  • 葉が少し立つ
  • 芽がつやっとする
  • 株全体が締まる

「まだいける」「まだ待つ」の判断材料になります。

⑤ノートに記録

住んでいる地域や環境でデータは異なるもの。データは、あなたの未来に最も役立つデータです。フェノロジー観察を始めると、カレンダーを気にしすぎることがなくなり、他人の庭と比べる必要もなくなります。

季節と足並みを揃えるガーデニング

クロッカス
早春、雪の中で咲き出すクロッカス。irina02/Shutterstock.com

芽のふくらみや、土の色、昆虫の小さな動きと同時に、私たち人も自然の中の一つ。自分の内側に起きている変化を、外の自然に重ねて確認してみれば、心や体の揺らぎを自分のせいにせず、季節の一部として受け入れ、ゆっくり整えていくための、確かな手がかりになります。不安定さは、ちゃんと季節に反応している証拠。

自然のペースで春を迎える。それは、この季節を無理なく越えるための、ガーデニングならではの答えです。

Credit 文&写真(クレジット記載以外) / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!

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