
小室哲哉、宇都宮隆、木根尚人によるユニット「TM NETWORK」が、そのキャリア初となる大型エキシビション『TM NETWORK 2025 IP』を、2025年10月3日(金)まで、銀座ソニーパークにて開催しています。
1984年のデビューから40年以上にわたるTM NETWORKの歴史を追体験できるような音楽、映像、ダンス、衣装などのアーカイブから、体験型展示まで、その内容は多岐に及んでいて、見どころ満載。
実際にエキシビションを体験した3人の感想やコメントとともに、「大人のおしゃれ手帖web」読者に特におすすめの展示をご紹介します。
2024年デビュー40周年を迎えた『TM NETWORK』。(左から)小室哲哉さん、宇都宮隆さん、木根尚人さん。
やっぱり暑かった!! 斬新なステージ衣装
写真提供:Ginza Sony Park
TM NETWORK と言えば、音楽性はもちろんのこと、コンセプトに沿って細部まで作り込まれたライブツアーでも知られています。
なかでも、象徴的なのはその衣装。
4FのライブコスチュームコーナーにはTM NETWORKがライブツアーで着用していたステージ衣装が展示されています。当時から一時代先を行く彼らの衣装からは、斬新さがあふれ出ています。
ファッション好きの『大人のおしゃれ手帖』読者にも、その時代のムードを振り返れるはず。
写真提供:Ginza Sony Park
この衣装、「時代を“先取りし過ぎ”では?」と宇都宮さんが思っていたというのは、実はファンの中では有名な話だそう。
記者会見でも「当時は『これを着るの?』と思っていた」と宇都宮さんがコメントしていましたが、ここにはもうひとつの理由が。
TM NETWORKのライブは、スポットライト、レーザーライトをふんだんに使っていて、その会場で踊り、走りながらライブを行うのは、とてつもなく暑いはず。
実際に衣装を見てみると厚手の生地でできていて、今ならば熱中症で倒れかねない。
特に激しくダンスを踊る宇都宮さんは、「いつも暑いんですよ、僕だけいつも。帰りたくなるくらい」と当時を振り返ります。
斬新さや研ぎ澄まされた世界観はもとより、そんな人間味あふれるエピソードを思い出しながら衣装を見ると、違った角度からより一層楽しめそうです。
「早く帰りたくなった」という突然の宇都宮さんの言葉に怪訝な顔(?)のふたり(笑)。その理由が「昔の衣装の暑さ」であることを語る宇都宮さん。
気分はシティーハンター!? 爽快感バツグンのシューティングゲーム
写真提供:Ginza Sony Park
「実はすごく楽しみにしていて、やってみても楽しくて、終わった瞬間に『お、すごいな、これ』と思った」と、宇都宮さんがインタビューで話していたのは「TM NETWORK Shooting Game」。
ソニーの最新の技術を用いた光線銃で、迫り来る敵を撃退していくゲームです。
銃のトリガーを引くたびにズシンとくる振動、被ったヘッドホンから流れてくる「Get Wild」、その「Get Wild」がエンディングテーマ曲だった「シティーハンター」の舞台を再現し、高得点を取るとTM NETWORKのボディガードに任命されるというストーリー……、ファンならずとも、否応なくテンションが上がります。

宇都宮さんは大のシューティングゲーム好きで、内覧会の際に高得点をゲットしたとか。普段、多くを語らない宇都宮さんが、こんなに「楽しかった」とコメントしているということが、その面白さを物語っています。

ちなみに、3人の中で最も点数が低かったのは、木根さんだったとか(笑)。

