相続準備の“先送り”が招く後悔やトラブルの連鎖…幸せな結末を迎えるために“今すぐ”始めたい「3つの現状把握」

相続準備の“先送り”が招く後悔やトラブルの連鎖…幸せな結末を迎えるために“今すぐ”始めたい「3つの現状把握」

「まだ大丈夫」と相続の準備を先送りにした結果、いざそのときを迎えたときには選択肢が失われ、家族の間に修復不能な亀裂が入ってしまうケースは少なくありません。本記事では、 LIFE Group の著書『相続家族会議のすすめ: 安心と信頼の遺産相続は「事前準備」が10割』(時事通信社)から、円満な相続を実現するために「今すぐ」動くべき理由について解説します。

幸せな相続を実現するためには「今すぐに動く」

相続の相談を受けていると、必ずと言ってよいほど耳にする言葉があります。それは「もっと早く動けばよかった」という後悔です。

親が元気なうちに話し合っておけば、遺言書を作っておけば、財産の整理をしておけば──。こうした「もしも」は、残念ながら亡くなった後には取り戻せません。相続は一度しか発生しない出来事ですが、その準備期間は何年も確保できるはずです。それにもかかわらず、多くの人が「まだ大丈夫」と先送りしてしまうのです。

先送りが招くトラブルの連鎖

相続対策を後回しにする最大のリスクは、「選択肢が一気に減る」ことです。例えば、認知症の進行後に不動産を売却しようとすると、家庭裁判所での後見人選任や煩雑な手続きが必要となり、家族が自由に動けなくなります。また、相続人同士が遠方に住んでいたり関係が希薄だったりすると、遺産分割協議が長期化し、資産の有効活用ができないまま固定資産税や維持費だけがかさみます。

これは財産の大小に関係なく起こる問題です。むしろ、相続財産が1,000万円程度であっても、不動産や預貯金の分け方で感情的な争いになるケースは少なくありません。

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