デヴィ夫人、マネージャーへの傷害事件で問われる“常習性”と刑事責任。昨年4月にも“シャンパングラス投げつけ”暴行容疑で書類送検

デヴィ夫人、マネージャーへの傷害事件で問われる“常習性”と刑事責任。昨年4月にも“シャンパングラス投げつけ”暴行容疑で書類送検

◆不起訴か、それとも実刑か――分かれ目は「常習性」と「反省の姿勢」

最後に、今回の事件がどのような結末を迎える可能性があるのかについて、南澤弁護士は次のように分析する。

「一般に芸能人の不祥事に関しては、衝動的な暴行・傷害については、不起訴になるケースが多いです。この理由としては、芸能人側に十分なお金があり、示談がスムーズに進みやすいという点や、活動休止・芸能界引退といった行動が反省の現れとして高く評価されやすい事情があります」

具体例として、南澤弁護士は力士の事例を挙げる。

「少し昔の事件ですが、力士・朝青龍が、酒席でトラブルになった一般人を暴行し、全治1か月以上という怪我を生じさせた事件がありました。相当重大な障害事案ですが、このケースでも、適切な示談や角界引退という潔い態度が考慮され、刑事処分としては不起訴となりました」

しかし、デヴィ氏の場合は状況が異なる可能性があるという。

「今回のケースは、2025年4月の書類送検に続き、常習性があります。また、引退や自粛という話も本人から出ていないようです。本人の反省がなく、今後も反復されるようであれば、在宅起訴・罰金刑等の可能性もあり得ると思います」

結局のところ、高齢であること、女性であること、独特のキャラクターを持つ芸能人であることなどは、刑事責任を大きく左右する要素とはならない。むしろ、被害の程度、常習性の有無、そして何より本人の反省の姿勢が、最終的な処分を決める重要な要素になるというわけだ。

<取材・文/日刊SPA!取材班>

【南澤毅吾】
アディーレ法律事務所。「パチスロで学費を稼ぎ、弁護士になった男」という異色の経歴を持つ。司法修習時代は、精神医療センターにて、ギャンブルを含む依存症問題について研修を受けた経験があり、一般市民の悩みに寄り添った、庶民派の弁護士を志す。アディーレ法律事務所・北千住支店長として対応した法律相談数は、累計数千件に及び、多様な一般民事分野の処理経験を経て、現在は交通事故部門の責任者となる。
配信元: 日刊SPA!

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