
『ワイン王国151号』は、「いま、どんな基準でワインを選ぶのか」を軸に、日本ワインのナチュラルな潮流、キアンティ・クラッシコ最上位の現在地、そして産地の"知られざる側面"を追う特集号です。さらに、映画とワインを結ぶ新連載もスタートします。本号の特集では、広がり続ける日本ワインの中でも、ナチュラルなアプローチを選択する造り手たちに焦点を当て、その背景と現在地を整理します。あわせて、DOCG最上位として存在感を確立したキアンティ・クラッシコ グラン・セレツィオーネを、産地や造りの視点から編集的に解説。評価軸や楽しみ方を知ることで、銘柄選びの解像度が一段上がります。また、シャンパーニュ南部コート・デ・バール、ブルゴーニュのオート・コートといった、人気産地の中にある注目エリアを現地取材。定評ある地域とは異なる個性が、いまなぜ支持されているのかを伝えます。新連載「映画とワインのマリアージュ」は、一本のワインが鑑賞体験の"景色"を変える瞬間を切り取る試みです。知識を増やすだけでなく、次の一本を選ぶ時間そのものが少し楽しくなる。そんな変化を、静かに後押しする一冊です。
「日本ワイン“ナチュラル”が増えています」

左から「WINE&SUNS」店主 植松孝行氏、「コンラッド東京」ソムリエ 大葭原風子さん、お笑いコンビ「髭男爵」ひぐちくん、「エディション東京虎ノ門」ヘッドソムリエ 矢田部匡且氏


ワイナリーの増加やファンの拡大、さらには世界的な評価も高まるなど、成長著しい日本ワイン。今回はそれぞれの手法でブドウや土地の個性が表現されたワイン、注目を集めている38本を選び、日本ワインやナチュラルなワインに精通しているテイスターとテイスティングした。
「頂点を成す キアンティ・クラッシコ グランセレツィ・オーネの魅力」

左から「ブルガリホテル東京」シェフソムリエ 後記 功氏、ソムリエ 本多康志氏、ワインジャーナリスト 宮嶋 勲氏

2014年に誕生したキアンティ・クラッシコ グラン・セレツィオーネは、この12年でDOCG最上位として確かな存在感を築いてきた。単なる格付けを超え、造り手の哲学と畑の個性を映すワインへ––––。近年注目を集めるUGA(追加地理単位)は、そのテロワールをより明確に可視化する試みだ。本企画では、テイスティングを通して、グラン・セレツィオーネの魅力に迫る。

