寒さ対策だけじゃない!簡単セルフケア冷えや不調に「カイロをあてるだけ」健康法とは?

寒さ対策だけじゃない!簡単セルフケア冷えや不調に「カイロをあてるだけ」健康法とは?

なぜ“患部じゃない場所”を温めるの?ツボと内臓のつながり

なぜ“患部じゃない場所”を温めるの?ツボと内臓のつながり
nonpii / PIXTA

「カイロを貼るだけで不調が良くなるなんて、本当?」そう思う方もいらっしゃるかもしれません。

カイロでなぜ痛みや不調が改善するのか、その2つの理由を東洋医学の視点から解説していきましょう。

まず一つ目は、ツボを温めることで五臓六腑が整うということです。不調の原因の一つとして考えられるのが五臓六腑の乱れです。

ツボは、体の表面にたくさん存在していて、それぞれ五臓六腑とつながっています。そのため、ツボには五臓六腑を含めた、そのときの体の状態が如実に表れるのです。

ツボは経絡上にあり、経絡を介して五臓六腑につながっているので、ツボを温めることで温熱刺激が五臓六腑に届き、乱れていた五臓六腑、ひいては内臓の働きが整うのです。

それによって、体や心に表れていた不調が改善します。ツボは、「内臓スイッチ」とも言えるでしょう。

ですからご紹介する「カイロ健康法」は、カイロで温めると言っても、「腰が痛いから腰にカイロをあてる」というのとは少し違い、「腰が痛いから、ふくらはぎにカイロをあてる」ということになったりします。

他にも、下痢や軟便には足のツボ、のどの詰まりには手首のツボ、月経痛には仙骨周辺などのように、不調が表れているのとは違う箇所を温める場合がほとんどです。これは、ツボを通じて内臓とつながる「経絡」に働きかけているから。

カイロでツボを温める(内臓スイッチが入る)
      ↓
経絡を介して刺激が五臓六腑に届く
      ↓
五臓六腑のバランスが整い、不調がやわらぐ

このように、カイロで「外から」ツボを温めることで、「内側」の五臓六腑の機能が整うのです。

経絡は体の「高速道路」流れがよくなると何が変わる?

カイロで不調が改善するもう一つの理由は、温熱刺激により、経絡そのものの流れがよくなるからです。

経絡は、体の中を走る「高速道路」のようなものです。この道がスムーズに流れていれば、気血津液が五臓六腑にきちんと届き、体は元気でいられます。

しかし、どこかで渋滞や詰まりが起こると、それ自体が痛みや不快感につながったり、五臓六腑が乱れ、不調が表れるのです。経絡の滞りが痛みや不調の原因の一つですから、スムーズに流れるようになれば、それだけで不調が改善することもあります。

経絡上には、気(エネルギー)が集まりやすいツボや、現代的に言うとトリガーポイント(筋肉内の痛みやコリの原因となる箇所)のように筋肉のコリとして反応が出やすいポイントもいくつか存在します。

例えば、腰からお尻の痛みは、「膀胱経」という経絡に沿って表れることがよくあります。これは頭から背中、腰、お尻、もも裏、ふくらはぎを通り、足の小指へと続く長いルートを持つ経絡です。

この経絡上の足首の外側にあるツボ、崑崙(こんろん)を温めることで、膀胱経そのものの流れがよくなり、お尻の痛みやしびれを緩和することができます。

このように、経絡の走行に沿った遠隔的なアプローチは、東洋医学ならではの手法だと言えるでしょう。

■膀胱経と経絡上のツボ

■膀胱経と経絡上のツボ
腰からお尻の痛みは膀胱経上の崑崙を温めるとよい
配信元: HALMEK up

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