衝撃的なフレーズで00年代のメディアを席巻した、日本一著名な占術家・細木数子さん。2026年1月、彼女の半生を描いたNetflixシリーズの公開が発表され、大きな話題を呼んだ。作品タイトルは、そのものズバリ「地獄に堕ちるわよ」。キャストには戸田恵梨香、伊藤沙莉、生田斗真など、錚々たる俳優陣が名を連ねている。
これについて、数子さんの養女であり、六星占術の後継者である細木かおりさん(47歳)に話を聞くと「私は脚本には一切関わっていないんですよ」と首を横に振った。

◆「他人ごとであれば…」映像化に対して思うこと
「一応Netflix側から、『こういう作品を制作します』という“ご挨拶”はいただきました。細木数子という人物に敬意と愛を持っており、昭和の時代を一人でたくましく生き抜いた、あっぱれな女性であるということを世界に広めたい、と。ただし、脚本をチェックすることはできるのかうかがったところ、『それは、あくまでもフィクションなので……』と断られてしまいました(笑)。だから、どんな仕上がりになっているのか、私たちも非常にドキドキですよ。ティザームービーを見ましたが、結構過激な内容になっているような気がします。私も、他人ごとであれば面白そうな作品だと思いますが、あくまでも親族のことなので(笑)」
複雑な心境を語るかおりさんだが、主演・戸田恵梨香の演技には衝撃を受けたそうで。
「最初、母の役が戸田恵梨香さんとうかがったときは驚きました。すごく細身な方ですし、あの威圧的な雰囲気を出せるのかしら? と思っていたのですが、さすがでしたね。私もあの作品は、一視聴者として、フィクションとして楽しみたいと思います」
◆身内だけが知る「意外な素顔」
「地獄に堕ちるわよ」のティザームービーでは、数子さんを「女帝」「妖怪」「詐欺師」などと皮肉る場面が登場する。実際、生前は批判にさらされることも多かった数子さんだが、かおりさんの目にはどのような人物として映っていたのだろうか。「私と母(数子さん)は、もともと伯母と姪の関係でした。40歳離れた母は、私にとっておばあちゃんのような存在で、子どものころから“ばあば”と呼んで慕っていましたね。メディアでは派手で豪快なイメージが強いと思いますが、食事は全部母が作ってくれていましたし、実際はとても家庭的で質素倹約な人でしたよ。
戦時中を生き抜いた人なので、私がティッシュを使いすぎると『私たちの時代は紙が貴重で、手で鼻水をぬぐっていたんだぞ!』と叱られたり、古いバスタオルを縫い合わせてバスマットとして使っていたり、意外にも物をすごく大切にする人でした」
厳しくも温かい“ばあば”の顔を持つ一方で、マスコミでは豪胆な毒舌家として脚光を浴びるように。当時のかおりさんは、数子さんとの血縁関係を周囲に隠していたといいます。
「細木数子の親族ということが知られると、それを利用するために近づいてくる人もいると思ったので、若いころは母との関係をあまり人に話さないようにしていました。でも、母は私のことがかわいくて、学校の卒業式などに平気で来てしまうんですよ(笑)。私がせっかく隠していたのに、本人はまったく気にしないんです」

