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煽り運転というと、車同士や車とオートバイによるものをイメージしがちだが、実際にはこれだけではない。自転車が被害に遭うケースもかなり多いといわれている。
最近、自転車の運転マナーも問題視され、車の通行を妨げるような迷惑運転も報告されているが、だとしても煽っていいわけではない。むしろ、大半の人はきちんとルールを守っており、彼らからしてみれば煽り運転の車はただの恐怖でしかない。
◆自転車を煽り続けるセダン車…

「現場から会社に戻る途中のことです。運転は部下に任せ、私は助手席に座っていました。スマホで仕事関係のメールをチェックしていたのですが、急にスピードが落ちたので視線を上げると、目の前を走る4ドアの白いセダン車がマウンテンバイクを煽っていたんです。私が乗っていたのはワゴン車で車高がやや高く、さらに緩やかな上り坂だったので煽っている様子が丸見えでした」
◆煽り続けるセダン車の異常行動
なお、その道路はセンターラインが引かれておらず、軽自動車の行き違いができる程度の幅で歩道はない。ただし、自転車は道路の端を走っており、対向車がいないタイミングであれば余裕をもって前に行くことはできた。ところが、前のセダン車はいつまで経っても追い抜こうとせず、自転車との車間距離も目測で数メートル。途中からは立ち漕ぎで走っていたが、それをあざ笑うように、同じ間隔を保ったままプレッシャーをかけ続けていた。
「見ていて気分が悪かったですね。クラクションを鳴らすように指示したい気持ちもありましたが、相手は煽り運転するようなドライバーなので、今度は自分たちがターゲットになるかもしれません。それに私たちが乗っている車には社名が入っていましたし、助けてやりたい気持ちはありつつも静観せざるを得ませんでした」

