「俺をもう解放してくれ」定年直前の夫に、離婚を言い渡された60歳専業主婦。1億円のタワマンから築40年アパートへ…震える手で履歴書を書く〈孤独な夜〉【FPが解説】

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離婚前に確認しておきたい「個の生活防衛」チェックリスト、7つ

離婚は感情の問題ですが、思い描いている生活は数字で崩れる可能性があります。離婚協議に入る前のチェックリストとして、以下を参考にしてください。

〇住まいは「婚姻前取得」か「婚姻後取得」か(名義・取得時期)

〇住宅ローン残高の推移(婚姻時点/離婚時点)

〇現預金はいつ形成したものか(婚姻前・婚姻後・相続など)

〇退職金・企業年金(DC含む)の見込みと受け取り方

〇厚生年金の加入状況(年金分割の対象期間)

〇離婚後の住まいの選択肢(買う/借りる/身内の協力)

〇就労の現実性(何歳から、どれくらい、いくら稼ぐか)

離婚は人生の再設計が迫られる大きなインパクトをもつイベントです。感情が先に立つ局面ほど、数字と制度を味方につけて「生活の継続性」を確保することが重要になります。

失ったのは「見通し」だった

Aさんは離婚により失ったのは、「老後も大丈夫」という見通しでした。

離婚の大きなダメージを回収し、“再出発”とするためには、住まいや年金、働き方、ライフプランなどを統合し、1つの設計図として整えることがカギとなります。リタイア前後の離婚は、人生の最後の大きな分岐点となり得るでしょう。だからこそ、個の生活防衛戦略が重要となります。

内田 英子

FPオフィスツクル代表

ファイナンシャルプランナー

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