靴下や手袋で温めても、なぜか指先だけ冷たい——。そんな末端冷え性の背景には、年齢とともに変化する血管の働きが関係していることがわかってきました。冷え対策のカギは、「どこを温めるか」。カイロを使った手軽な冷え性対策を紹介します。
手足だけ冷える……50代にも多い「末端冷え性」
指先や足先がなかなか温まらない。暖房の効いた室内にいても、体は寒くないのに手足だけ冷えてつらい——。
そんな悩みを抱える女性は、実は少なくありません。
理学療法士・山内義弘さんが20~60代の女性を対象に行った「冷え性」に関する調査(※)によると、冷えを自覚している女性の約7割が「四肢末端型」、つまり手足や指先が冷えるタイプでした。
50代・60代でもこのタイプは約7割と高く、年代を問わず多い冷え方であることがわかっています。
末端冷え性の正体は「血管の衰え」だった
なぜ、しっかり温めているのに、指先だけが冷えてしまうのでしょうか。
その背景にあるとされているのが、血流の低下、特に毛細血管の働きの変化です。
毛細血管は全身に張り巡らされ、手足の先まで血液を届ける役割を担っています。ところが、血行不良や基礎代謝の低下、自律神経の乱れなどが重なると、血流が末端まで届きにくくなります。すると、一時的に温めても、すぐに冷えてしまう状態に。
アンケート調査でも、自覚している冷えの原因として「血行不良」「基礎代謝の低下」「自律神経の乱れ」が上位に挙げられていました。
温かい飲み物や入浴などの“温活”は大切ですが、「温めるだけ」では追いつかない冷えが、大人女性には増えてくるのです。

