なぜ人気リゾートで、ここまで値段が崩れたのか。現地を歩いて見えてきたのは、過剰参入、ルール無視、そして“赤字覚悟”の消耗戦。激安の裏側で、沖縄の観光インフラはいま静かに歪み始めている。
◆沖縄の激安レンタカー
![物価高なのに[異様に安い店]を直撃![激安]の裏側](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/210/2026/2/1770509047569_9lkr0v5i65q.jpg?maxwidth=800)
「沖縄のレンタカーの値段が崩壊してる!」「もはやLUUP(シェアサイクル・電動キックボード)より安くね!?」と、観光には車が必須といわれる沖縄のレンタカーが投げ売り状態だという。試しに比較サイトを調べると、最安値はなんと1日1500円。東京都内の3分の1以下の価格だった。人気リゾートの“観光の足”に何が起こっているのか、さっそく現地に向かった。
那覇空港から車で15分ほどの距離にある豊見城市の海岸沿いの街・与根は、レンタカー激戦区として知られている。今回、比較サイト上で一番安値の車両を借りたところ、1日あたり1400円、丸2日間の利用で2800円だった。この時点ですでに破格だが、さらに初回限定のLINEクーポンを使うと、500円の割引が適用され、実質1日あたり1150円で借りられる計算だ。
◆国際通りの視線を独占できちゃう
東京都内の最低時給以下の金額に驚愕し、勝手に経営状況の心配をしていると、用意されたクルマは犬の写真やイラストの自社広告に彩られたド派手な色のアドカー仕様。よく見ると配車場には似た車が幾台もある。その理由をスタッフはこう説明する。「この辺りはレンタカー会社が多すぎてオフシーズンは価格を下げないと赤字が続く。テレビ広告なんて出せないから、車体を派手にして走る広告で勝負するしかない」

