シゲルさんが「東京へのUターン」を決めたワケ
そして追い打ちをかけたのが、近隣住民との人間関係です。
移住してすぐは家にいないことも多く、地区で行われている草むしりなどのイベントに参加できずにいたシゲルさんは、ご近所さんとの距離を縮める機会を逃し、気づけばすれ違っても声をかけられない関係に。
さらに、都内の友人たちに移住を報告した際は「羨ましい」「遊びに行くよ」と言われ、移住先での友人との交流を楽しみにしていたシゲルさんでしたが、実際に会いに来たのは移住直後の1人だけ。その後は友人にも会えず、近隣住民とも馴染めず、孤独な日々を強いられました。
そして移住から約3年後。予想外の孤独と不便さに耐えきれなくなり、シゲルさんは東京へUターンすることを決めたのでした。
家が売れない…八方塞がりの現実
「とにかく家を売って東京に戻ろう」と考えたシゲルさんでしたが、現実はそううまくいきません。
自宅の買い手がなかなか見つからず、最終的には購入額の半値以下で手放すことに。現在は家賃7万円の1K暮らしです。
「移住に固執しすぎて冷静さを失っていた」「周りに知り合いがいないのがこんなに孤独だとは思わなかった」「こんなことなら再雇用で65歳まで働けばよかった」
シゲルさんは次々と後悔の言葉をこぼしていました。
