



ここからは、今回漫画の原作となった記事をお届けする。
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◆ストレス発散のため? 本部まで謎クレーム
コンビニで長く働いてきた筆者。辞めていた時期もあるが、現在はライター業の傍ら、知り合いの店長に「人手不足」を理由に頼まれ、空いた時間だけ手伝う生活をしている。先日、筆者が出勤すると、バックヤードにある防犯ビデオを店長と本部の責任者がチェックしていた。店長が「ほら、全然関係ないでしょ! そんなことで、いちいち来ないで下さいよ!」と怒ったように言う。いったい、何があったのか。
本部の責任者が帰ると、店長が「ちょっと聞いてよ」と声をかけてきた。
通常、早朝に揚げ物などを用意する。朝7時半頃に揚げ物を買った客が、本部にこんな苦情の電話を入れたのだ。
「朝、〇〇の店舗で揚げ物を買った。食べてみたら腐っていた。どうしてくれるんだ?」
朝準備したものがすぐに腐るなんて考えられないことだ。もしも味がおかしかったら、直接店に来て苦情を伝えればいいだけのこと。
防犯ビデオを確認すると、その時間は中年男性が商品を購入していた。今まで見たことがない客だったが、結局それ以降は連絡がこなかった。男性は何のために苦情を入れたのか。
たんなるストレス発散に過ぎないだろう。
◆ポットのお湯を勝手に拝借する
店には電気ポットが置かれている。これは通常、カップ麺などのお湯を必要とする買い物をした客が使うものだ。
もしも他店で購入したものにお湯を使わせてもらいたい場合は、何かその店でも商品を買ったうえで店員に事情を説明すれば、たいていの場合は大丈夫だ。商品さえ買ってくれれば、断る理由はない。ただ、世の中には図々しい人たちが存在するのだ。
ある日、レジの裏にレゲエミュージシャン風の男性の写真が貼られていた。何回か見たことのある客だ。万引きでもしたのだろうか。店長が怒気を込めて言う。
「この男、とんでもない奴なんだよ。外からカップ焼きそばの大盛を持ってきて、しばらく店内を歩いて、スタッフがレジをやっている間に、堂々とお湯だけ拝借して出ていきやがった。こんな勝手なことされるわけにはいかないので、またやろうとしたら注意しようと思ってね」
前述のように、安いものでも買って「すいませんが、お湯を使わせてもらえませんか?」と断ればいいだけなのだ。

