「アーティストになりたい」と言った娘に「年間200万円くらいは最低でも必要だね」と教えたワケ【元外銀トレーダーママの最強マネー教育】

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「失敗=研究費」の考え!失敗が小さいうちはかすり傷

もちろん、うまくいかないことだって、たくさんあります。たとえば、おこづかいで買った株が下がってしまったり、動画撮影のために買った材料が無駄になったり……。

その失敗を「授業料」と思うとつらくなります。でも、「研究費」だと思えば、気持ちが軽くなる。

子どもが小さなうちに、小さな金額で小さく失敗する。その経験は、大人になって大きな挑戦を前にしたとき、自分を守る“センサー”になります。

「なんでダメだったんだろう?」「次はどうしたらうまくいく?」その問いを持つことが学びを深め、行動を磨き、未来の糧になっていきます。

そして親としてできるのは、その失敗に対して「責めない」こと。「どうしてこうなったのか一緒に考えよう」と寄り添うこと。子どもが失敗を怖がらず、チャレンジし続けるためには、安心して戻れる“場所”が必要です。親がその場所として機能できたら――。失敗は、きっと未来を照らす道しるべになります。

おこづかいは夢のスタートアップ資金!

だから筆者は、おこづかいを“単なる小遣い”ではなく、“夢のスタートアップ資金”として捉えています。

おこづかいをもらったとき、「何に使おう?」と考えるのももちろん楽しい。でも、そのお金を「どう使えば夢に近づけるかな?」という視点で見るようになったら、それはもう立派な“投資家マインド”です。

子ども自身が“お金を使う”だけではなく、“お金を働かせる”意識を持つことができれば、その先の未来は大きく変わります。夢は、待っていても向こうからやってこない。準備して動いて、つかみにいくもの。

「夢はお金持ち」という一見シンプルな願いの中にも、自分らしい働き方、選択の自由、誰かを応援する力、そして社会とつながる手段が詰まっています。その夢を現実に落とし込むための知恵と準備を、親子で一緒に育てていけたら、それはきっと未来を生き抜く強くてやさしい力になる。

お金を通して未来とつながれるということを、これからの子どもたちにこそ、筆者は伝えたいのです。

目の前の1000円が、10年後の夢の土台になるかもしれない。

そう信じて、今日の一歩を踏み出せる子が、増えていきますように。

池澤 摩耶

元外銀トレーダー

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