カラフルな色彩や面白い形を持つ冬野菜

- 緑のバリエーション:エンダイブ、ホウレンソウなど
- 赤&白:チコリ・ロビン
- 赤&緑:ラディッキオ・パラロッサ
- 赤/薄緑:山ホウレンソウ(アトリプレックス)
など。

アトリプレックス・セミバッカータ(オーストラリアン・ソルトブッシュ)は、日本ではあまり知られていませんが、痩せた土壌でも育ち、育てやすい植物です。

世界には、あまり知られていない植物や種子がたくさんあります。もっと調べてみたいと思っていたら、神戸に興味深いハーブガーデンを見つけ、昨年春に訪ねてみたのが、「神戸布引ハーブ園」です。ここには花を咲かせる野菜がたくさん植えられており、まだ開花期に入ったばかりのほかの植物の中で、ひときわ美しく映りました。

野菜というと、必然的に食べ物と結びつきます。では、私たちは野菜を必ず食べなければならないのでしょうか? 本当はすべての野菜を食べ切る必要はなくて、花を咲かせて種子を作るまで、ガーデンの一部として植えておいてもいいのかもしれません。

お正月の時期によく見かけるハボタンも装飾用のキャベツの1種で、フラワーアレンジメントや寄せ植えにもよく利用される人気の花材。同じように、ニンジンの繊細な葉や、レースフラワーに似た美しい花を切り花として使うのはいかがでしょうか? これらは幅広い地域や地方で栽培することができ、より自然なライフスタイルに欠かせない存在となるでしょう。
あなたの庭やプランターに、野菜の花を取り入れてみませんか?
冬は庭準備に最適なシーズン

1~2月は、これからやってくる春と夏の計画を立てる上で非常に重要なシーズンです。昨年を振り返り、何がうまく育って、何がうまく育たなかったのか、あるいは病気になりやすかったのかを思い返してみましょう。そして今年、絶対に育てたい植物は何でしょうか?
今の時期なら、さまざまな種子や植物のカタログを見比べて、掲載されている情報を検討するのに十分な時間があります。オンラインカタログもたくさんありますが、私はやはり机の上で広げられる印刷版のほうが好きです。外国の種苗会社をチェックし、彼らが選んだ季節のおすすめやお気に入りの植物を見るのも、とても刺激になりますよ。
Credit 話 / Elfriede Fuji-Zellner - ガーデナー -
エルフリーデ・フジ・ツェルナー/南ドイツ、バイエルン出身。幼い頃から豊かな自然や動物に囲まれて育つ。プロのガーデナーを志してドイツで“Technician in Horticulture(園芸技術者)”の学位を取得。ベルギー、スイス、アメリカ、日本など、各国で経験を積む。日本原産の植物や日本庭園の魅力に惹かれて20年以上前に日本に移り住み、現在は神奈川県にて暮らしている。ガーデニングや植物、自然を通じたコミュニケーションが大好きで、子供向けにガーデニングワークショップやスクールガーデンサークルなどで活動中。
Photo/ Friedrich Strauss Gartenbildagentur/Stockfood
まとめ / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
