やさしい甘さが心にじんわりと染みる――そんな素朴なおいしさを味わうことができる「sobon(ソボン)」(東京・千駄ヶ谷)が、2025年12月にオープン。フランスで修業した若手のシェフが届ける、人に贈りたくなる「おいしい」と「かわいい」が丁寧に共存する洋菓子。そんな今大注目のパティスリーをご紹介します。
フランスにも渡り、25歳にして開業した若手シェフが贈る心温まるケーキたち

国立競技場や新宿御苑に囲まれた、緑豊かなエリア・千駄ヶ谷。千駄ヶ谷駅から7分の場所に位置するのが、今回お届けする「sobon(ソボン)」です。

大通りから一本入った、閑静な住宅街の中にあるシンプルな建物。この建物は1つのアトリエと3つのテナントからなる“食のマンション”で、その一室に入っているのがsobonです。

階段をあがると白い壁にブルーのデザインが映える店舗が。窓からは色鮮やかな生菓子や、さまざまな焼き菓子がのぞきます。

sobonのオーナーパティシエは金子麻衣さん。製造から販売まで全てお一人で行っています。

パティシエになろうと決意したのは、大学在学中。コロナによる制限が増えたことにより、自分と向き合う時間も増えた期間。卒業後の進路を考えたときに思いついたのが、パティシエだそう。
「小学生の夏休みに通ったお菓子教室で、ホールケーキを作って持って帰ったときの家族の笑顔が嬉しかったんです。」

そのときの記憶がお菓子作りの原動力になり、大学卒業後に製菓学校に入学し、1年で本場フランスに飛び込みます。フランスでは現地のパティスリーでの現場研修を経てパティシエの国家資格を取得し、日本に帰国。
店舗を持つまでの1年間、シェアキッチンを借り、イベントに出店していたという金子さん。そのときから一人で切り盛りすることへのこだわりが強くあったといいます。
「家族の影響もあり、独立して一人でお店を持ちたいという気持ちがありました。こだわりが強いからこそ、一人の方が一貫してやりやすいのかなと。」
素朴でおいしいお菓子を。食べる人を考えて進化し続けるsobonのスイーツ

そんな準備期間を経て、2025年12月に千駄ヶ谷に店舗をオープン。大切な人に贈りたくなるケーキがコンセプトです。
ロゴには、「贈り物」として選んでもらいたいという想いも込めて、お花をモチーフにしています。
「sobon」の名前には日本語の「素朴」、英語で「とても」を意味する“so”とフランス語で「おいしい」を意味する“bon”を組み合わせた、「素朴でとてもおいしい」お菓子を作るお店を意味しています。
使用するのは、素朴なおいしさを届けるこだわりの素材。食べてもらう人のことを考えて、レシピを改良し続けているそうです。

ショートケーキは、スポンジに米粉を使用。予約をすればホールでも購入ができ、みんなでシェアして食べるケーキだからこそ、誰もがおいしく食べられるものにしたいという想いで、以前から要望の多かったグルテンフリーに。

生菓子も焼き菓子も、こだわりとやさしさがたくさん詰まったものばかり。そんな中から、金子さんイチオシ、sobonの定番商品をご紹介します。