◆“ひとり時代劇”と評する若手アナウンサーとは

古舘:そうですね。2025年も安住さんのラジオ「日曜天国」に出させてもらいました。
——安住さんもすでにベテランですよね。数年前ですが、古舘さんが「若手のアナウンサーですごいと思える人はいない」とお話しされているのを聞きました。改めて現在、誰か気になる存在は出てきているかお聞きしたいです。たとえば、そのコメントよりあとに、フジテレビの上垣皓太朗アナウンサーが出てきました。
古舘:彼はアナウンス界の“ひとり時代劇”ですね。「アナウンス界の日光江戸村」といった良さがあります。「ただいまこの入江には白波が立っておりますが、やがて台風が接近してくると、これが怒涛のごとく荒れ狂うのではないか。そんな生温かい気配が感じられております」とか。あの若さで滔々(とうとう)としゃべる。抑揚の感じとかね。いわゆる昔のしゃべりなんです。今を生きている彼が、それをどこで培ったんだろうと。
◆古舘氏が語る上垣アナウンサーの魅力
——お会いしたことは。古舘:ないです。でも彼はすごいなと思いますよ。中途半端に古臭いのはダメですが、ビンテージですから。生けるビンテージ、若きビンテージ。これはいいですね。
——では直接お話してみたい?
古舘:しゃべってみたいですね。それはTシャツも似合わないですよ。もう着物でいったほうがいい。アナウンス界のレアメタルです。それくらいの希少価値があります。
——古舘さんと上垣さんがお話しているところを見てみたいです。
古舘:そうですね。上垣くんは面白いなと思いますね。

