アロイド系大好き! 『みなりん』さん流インテリア術
ここでは、観葉植物系インスタグラマーこと『みなりん』さんの実例を通して、アロイド系植物のインテリアでの魅せ方を紹介します。

みなりんさんがアロイド系の栽培を始めたのは、6年前に自宅を建てたのがきっかけ。
数ある観葉植物の中で彼女がアロイドに最も惹かれた理由は、インスタグラムで見たインテリア系投稿でした。
フィロデンドロンがモスポールを力強く登る姿に圧倒され、以来、当時は流通が少なかった斑入りアロイドを手に入れるなど、知らず知らずのうちにアロイド沼の住人になったそうです。
今回は、みなりんさんがどのようにアロイドをインテリアに取り入れ、魅せているのか、その工夫をのぞいてみましょう。
吊って良し
アロイド系の中でも、オブリクア・ペルーのように横に広がるタイプのものは、ハンギングで楽しむのも一つの方法ですが、みなりんさんは、小さめのモンステラを鉢のまま吊るすという発想を取り入れていて、インテリアグリーンに対する柔軟なセンスを感じさせます。
このアイデアは見た目にも面白く、実際に真似したくなる方も多いはず。
吊るすことで空間に立体感が生まれ、植物自体の魅力をより引き立てる工夫になっています。
登らせて良し
市販のモスポールだと高さに限界があるため、みなりんさんはホームセンターで購入した防護ネットをカットして結束バンドで止めた自作のモスポールを使って、アンスリウムを天井近くまで登らせる大胆な試みを行っています。
自作モスポールによるディスプレイ方法は海外のアロイド系投稿でも人気で、みなりんさんのインテリアに対するグローバルな視点がうかがえます。
さらに、部屋の白いカラーテイストに合わせて素材も白で統一するなど、細部まで計算された演出もさすがです。高さを活かすことで、植物が持つ力強さと空間の奥ゆきを同時に楽しめるインテリア術になっています。
置いて良し
アンスリウム・ロムズレッドをシンプルに鉢植えのまま置くスタイルも印象的。
特に、白い床と壁、そしてウッドのファニチャーとの親和性が抜群で、アンスリウムのダークカラーの葉が引き立っています。
鉢のデザインもシンプルで、植物そのものの美しさを際立たせる効果があります。
このように、シンプルに置くだけのディスプレイにしたアロイド系は、空間に落ち着きと洗練をもたらします。
特に、ロムズレッドのように濃色の葉はシックなアクセントとなり、部屋の雰囲気を引き締める効果があります。
アロイド系観葉植物の育て方・管理のコツ
基本的な育て方
アロイド系は「中級以上向け」というイメージを持たれがちですが、実際には基本を押さえれば初心者でも十分に育てることができます。
以下の大切なポイントをおさえておけば大丈夫!
POINT
【光】
アロイド系のほとんどの種類が直射日光を苦手としていますが、陰で育つ植物、というより、やわらかな光と風を好む植物です。
フィロデンドロンなどは耐陰性が強いため、玄関でも育てられると紹介されることがあります。
しかし窓がなく、まったく日が入らない場所では健康には育ちません。
窓のない場所では植物育成用LEDライトを導入するとよいでしょう。
また、玄関のように空気がこもりやすい場所では、年間通してサーキュレーターで風を動かしてあげるのも効果的です。
POINT
【温度・湿度】
温度は高めを保つことが理想で、寒さには弱いため注意が必要です。
特に冬でも20℃以上を保つのが理想。
ただし、
暖房器具の温風が直接当たる環境は厳禁です。
さらに重要なのが空気中の湿度。
一般的には60〜70%が望ましく、冬でも最低50%はほしいところです。
このため、乾燥しやすい冬場は加湿器を使うのがベストですが、用意できない場合は1日2〜3回の葉水でもある程度の補助になります。
ただし葉水だけでは空気中の湿度を十分に高められないため、あくまで補助的なケアとして行いましょう。
POINT
【水】
アロイド系は多湿を好みますが、用土が常に濡れていると根腐れの原因になります。
根は普通の植物と同じく、「湿る・乾く」のリズムが大切です。
用土が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと水を与える、これが年間を通しての水やりの基本。
ただし、冬場は成長が鈍るため鉢内の乾きも遅くなります。
このため、冬場の水やりは用土が完全に乾くタイミングを見計らいながら行いましょう。
アロイド系特有の2大注意点(根腐れ・葉焼けなど)
直射日光
アロイド系観葉植物を栽培する上でまず注意したいのは直射日光です。
強い日差しに当たると葉が焼けて茶色く変色してしまいます。
特に斑入り品種は、白や黄の斑部分が葉緑素が少ないためダメージを受けやすく、焼け跡が残りやすいです。
理想はカーテン越しのやわらかな光や、木漏れ日のような環境。
南向きの窓辺ならレースカーテンを使用し、東向き・西向きなら日差しが強い時間だけ遮光しましょう。
屋外の場合も同様で、真夏の直射は避け、50%程度の遮光ネットや半日陰に置くと安心です。
直射日光を避けつつ、十分な柔らかい光を与えることが美しい葉姿を保つコツです。
根腐れ
アロイド系観葉植物は空気中の湿度を好みますが、土が常に湿っている状態は避けましょう。
根が呼吸できなくなると短期間で株が弱り、最悪の場合は枯れてしまいます。
このため、水やりの際に受け皿に水がたまったままにならないよう注意しましょう。
水やりの基本は前述しているとおり、「乾いたらたっぷり」がポイント。
多湿な空気環境とメリハリのある用土の乾湿サイクル、この両立が元気に育てる秘訣です。
アロイド系観葉植物のよくある質問とトラブルQ&A
Q1.モンステラの茎が育ちすぎて樹形が乱れてしまっている場合の対処法は?
A1. 基本は剪定で対応します。
乱れて整わなくなった部分は、茎の根元から思い切ってカットしましょう。
切った部分からは再び新芽が出てくるので、同じように乱れないよう、若芽のうちにワイヤーなどで葉の向きを誘導し、全体の姿を整えてあげるとよいです。
ちなみに、カットした茎は挿し木に利用できます。
モンステラは生命力が強いため、比較的容易に発根し、株を増やすことも可能です。
Q2.アンスリウムの葉の先端が茶色くカサカサしてきました。
A2. 葉が変色するのは植物からのストレスサインです。
アロイド系の場合、その多くは空気中の湿度不足が原因で起こります。
園芸の基本は「その植物に合った環境を整えること」。
アンスリウムをはじめアロイド系は、原産地の熱帯雨林のように湿度の高い環境で自生しているため、室内でも湿度を十分に確保することが大切です。
具体的には、加湿器を設置するか、決まった回数にこだわらず、気づいたときに葉水をしてあげましょう。
1日2〜3回と前述しましたが、加湿器がない場合のそれは最低ラインで、葉水は多ければ多いほどよいです。
これにより、ほかの葉への症状の広がりを防ぐことができます。
すでに変色した葉は根元から切り取って問題ありません。
Q3.葉がたくさん落ち始め、全体的にしんなりとしてきて元気がありません。
A3. 根腐れが起きている可能性があります。アロイド系は高温多湿を好みますが、根は一般的な草花と同じで、土の中が常に湿った状態だと腐敗してしまいます。
確認のため、株を鉢から抜いて根をチェックしましょう。
本来は白や明るい茶色をしている根が、黒く変色したりドロドロに崩れている場合は根腐れです。
その場合は清潔なハサミやカッターで変色部分を切除し、新しい土に植え替えます。
根腐れ防止効果のあるゼオライトを少量混ぜ込むのも効果的です。
植え替え後は、新芽が出てくるまで風通しのよい明るい場所に置き、水やりは控えめにして乾かし気味で管理してください。
Q4.アロイド系はペットのいる環境でも栽培できますか?
A4. アロイド系植物の葉や茎には毒性物質(不溶性シュウ酸カルシウム)が含まれており、ペットが口にすることで刺激や炎症、嘔吐などを起こすことがあります。
このため、ペットがいるご家庭では、ペットの手の届かない場所で管理したほうがよいでしょう。万一茎や葉をかじったり誤飲した場合は、症状の有無に関わらず早めに医療機関に相談することをおすすめします。
参照:(一例としての記述項)
まとめ|アロイド系植物で“暮らしに冒険を”
個性的な葉姿と力強い生命力をもつアロイド系は、育て方のコツさえ押さえれば初心者でも楽しめる観葉植物です。
直射日光や根腐れといった注意点はありますが、それをクリアすれば日々の暮らしに彩りと発見をもたらしてくれます。
湿度や光、風といった環境を工夫しながら付き合うことは、小さな探検のようなもの。
熱帯雨林を思わせるダイナミックな姿は、インテリアの主役にもなり、暮らしにちょっとした冒険心を加えてくれるはずです。
あなたの部屋にも、ぜひ一鉢のアロイド系を迎えてみてください。
監修・取材協力

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