
文具のとびら編集部
パイロットコーポレーションは、消せる筆記具「フリクション」シリーズが、世界累計販売数50億本(2025年末時点)を達成したと発表した。
100以上の国と地域で販売
同社が独自に開発した熱で筆跡を消去できる筆記具「フリクション」シリーズは、30年以上の開発期間を経て、2006年にヨーロッパで「フリクションボール」を先行発売し、2007年から日本での販売を開始した。以来、ボールペンをはじめ、サインペンや色鉛筆など、さまざまな製品を展開し、筆記具市場に新たなカテゴリーを創出。予定の変更が多い手帳や資料への書き込みなど、ビジネスシーンを中心にその利便性が受け入れられ、現在100以上の国と地域で販売されており、2025年12月末時点で累計販売数50億本を達成した。「フリクション」シリーズのインキは、特殊なマイクロカプセルに「発色剤」、「発色させる成分」、「変色温度調整剤」の3つの成分を内包している。常温時には「発色剤」と「発色させる成分」が結合して色を発色させるが、摩擦熱によって設定温度に達すると、「変色温度調整剤」の働きにより結合が解かれ、インキの色が消える仕組み。従来の消しゴムを使う筆記具とは異なり、消しカスが出ず、消し残りもないのが特徴となっている。
この革新的な消去の仕組みにより、「フリクション」は世界のユーザーに愛用されている。このシリーズは、単なる「記録する道具」であったボールペンを、書き消しを繰り返しながら考えを深めたりアイデアを練り上げたりする「考える道具」へと進化させてきた。さまざまなシーンで多くの人が愛用しており、また好評なことから、同社では今後も新たな可能性に挑戦し、性能の向上や新機能の開発、ラインアップの充実を目指して、書く文化の未来を切り開いていくという。
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