EVとガソリン車、どっちがお得? 補助金・維持費・燃料代を比較

燃料代高騰が続く中、注目を集めているEV(電気自動車)。EVは補助金や税制優遇も受けられるため、ガソリン車に比べて金銭的にお得な部分が多い印象ですよね。しかし、高額な車両費用、バッテリー交換費用など、ガソリン車に比べ欠点と言える部分もあります。

今回はEVとガソリン車、どっちの方がお得なのかを様々な視点から比較しました。改めて双方の利点を知り、自分にはどちらが合っているかを考えてみてください。

なぜ今「EV」が注目されているのか

EVの充電器が並ぶ駐車場 【画像出典元】「moonrise- stock.adobe.com」

昨今高い注目を集めているEVですが、その理由は単に燃料代が高騰していることだけではありません。背景には深刻化が進む「地球温暖化問題」があり、各自動車メーカーは「脱炭素」を目指しEVへのシフトを急ピッチで進めています。その一環で開発競争も進み、航続距離の向上、バッテリー寿命の向上など、EV自体の性能も年々アップしており、より扱いやすい車へと進化していることも注目度が高まっている理由の一つと言えます。

世界各国がEV車の開発に力を入れており、一躍EVトップメーカーとなった中国発の「BYD」をはじめ、「Tesla」「Volkswagen」「BMW」「Volvo」等これまでガソリン車に注力していた自動車メーカーもEV車種を積極的に投入するようになりました。

データで見る「燃料コスト比較」、1あたりでいくらかかる?

電気自動車の運転席メーター 【画像出典元】「あんみつ姫- stock.adobe.com」

それではEVは本当にお得なのでしょうか。EVというと「燃料代が安い」というイメージもありますが、本当にガソリン車と比べて安いのでしょうか。ここでは両者の燃料にかかるコストを比較していきます。

EVの電費について

まず、EVの電費(燃費)は一般的に「Wh/km」で表されます。Wh/kmとは「1km走行するために必要な電力量」のことであり、数値が小さいほど電費が良いと言えます。例えば日産が販売する国産EVの看板モデルである「リーフ」の電費は130Wh/km(WLTCモード)です。また軽自動車のEV「サクラ」では124Wh/km(WLTCモード)となり、コンパクトなだけありさらに良い値となっています。

1kmあたりの燃料コスト(日産・リーフ)

日産のEV「リーフ」の場合、1あたりの燃料コストは約4.03円/kmとなります。

計算式:
31円/kWh(※1)÷約7.69km/kWh(※2)=約4.03円/km

※1 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表する電気代の目安値(令和4年7月22日改訂)
※2 1÷0.130kWh=約7.69km/kWh(日産リーフのカタログ電費はWLTCモードで130Wh/km)

1kmあたりの燃料コスト(マツダ・MAZDA3)

比較として、マツダのガソリン車「MAZDA3」の場合、1あたりの燃料コストは約9.26円/kmとなります。

計算式:
154.7円/L(※1)÷16.7km/L(※2)=約9.26円/km

※1 資源エネルギー庁が公表するレギュラーガソリンの平均価格(2026年1月19日時点、暫定税率廃止後の価格)
※2 MAZDA3のカタログ燃費値(WLTCモードで16.7km/L ※ATモデル)

結果:1kmあたりのコストはEVのほうが安い

上記2台の1kmあたりの燃料コストを比較すると、リーフは約4.03円/km、MAZDA3は約9.26円/kmとなり、EVのリーフのほうが半分以上コストが安いことがわかります。なおこの2台は同じCセグメントサイズの乗用車であり、車格の近い車種であることから比較対象としています。

配信元: mymo

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